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家庭用品T
 
【発明の名称】脱着可能な三角コーナーの蓋
【出願人】
【識別番号】513061482
【氏名又は名称】堤 佐代子
【住所又は居所】兵庫県姫路市大塩町208番地14
【出願人】
【識別番号】513061378
【氏名又は名称】堤 勝彦
【住所又は居所】兵庫県姫路市大塩町208番地14
【発明者】
【氏名】堤 佐代子
【住所又は居所】兵庫県姫路市大塩町208番地14
【発明者】
【氏名】堤 勝彦
【住所又は居所】兵庫県姫路市大塩町208番地14
【要約】
【課題】 家庭の三角コーナーには蓋の無いタイプが広く普及しているが、蓋が無いために一時的に生ゴミ等を保管している間に小蝿等の飛来虫が寄りついて非衛生的あること、及び美観上も生ごみ等の汚れ物が見えているのは好ましくないが、単に上に乗せるだけの蓋では生ゴミ等を入れたい時に横に退けたり戻したりすることが手間で有ること、また、三角コーナーと蝶番等で直接繋がっている蓋の場合には、網製の水切り袋を被せて使用する時に蝶番等が網製の水切り袋の装着の邪魔をするので普及していない。
【解決手段】 本発明は、家庭の流し台の隅に設置して生ゴミを一時保管する蓋の無い三角コーナーに網製の水切り袋を被せた上から取付けて、手動でその場で蓋の開閉ができ、溜まった生ゴミ等を水切り袋と一緒に捨てるときには簡単に取り外しができ、その後も何度も使用できる脱着可能な三角コーナーの蓋を提供することで、小蝿等のの飛来虫が寄りつくことを抑え、且つ美観上の改善が可能となる。
【選択図】図1
選択図
【特許請求の範囲】
【請求項1】
家庭の流し台の隅に設置して生ゴミを一時保管する蓋の無い三角コーナーに網製の水切り袋を被せた上から取付けて、手動でその場で蓋の開閉ができ、溜まった生ゴミ等を水切り袋と一緒に捨てるときには簡単に取り外してその後も何度も使用できることを特徴とする三角コーナー用の蓋
【請求項2】
三角コーナーの開口部の形に合わせて切断加工できることを特徴とする請求項1の三角コーナー用の蓋
【請求項3】
三角コーナーに被せて使う使い捨ての水切り袋を三角コーナー内面に沿わせるように押し込んで固定できる三角コーナーの内壁面に沿うように整形した枠と、その枠の上辺に取付けた蝶番等にて蓋を回動固定できるできるようにしたことを特徴とする請求項1の三角コーナー用の蓋
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、家庭の流し台の隅に設置して生ゴミを一時保管する三角コーナーに被せて使用する蓋に関する。
【背景技術】
【0002】
家庭の流し台では調理の際に発生する野菜クズ、茶殻などの生ゴミを一時的に保管する図4のような三角コーナーが設置してある。この三角コーナーは、塩化ビニル等の網製の水切り袋を、図5のように三角コーナーの上から被せるように装着して使用し、野菜クズ、茶殻などの生ゴミを一時的に保管して後に、この水切り袋と一緒に生ゴミとして廃棄している。この様に三角コーナーに一時的に捨てられる生ゴミは、三角コーナーが一杯になるまでは溜め置かれることが多く、その間に小蝿等の飛来虫が寄りついて非衛生的であったり、蓋をしない状態では美観上の問題もある。
【0003】
かかる問題を解決するため、例えば、特許文献1には消臭剤を備え付けた蓋を三角コーナーの上部から被せる形態が開示されている。また、特許文献2には消臭剤を蓋の下に剥離可能に備え付けた蓋を三角コーナーの上部から被せる形態が開示されている。また、非特許文献3にも専用の蓋が付いているが、上から被せる形態が開示されている。しかし、これらの三角コーナーの蓋の場合、蓋が蝶番などで取付けられていないため、蓋を開ける度にこの蓋を持ったまま作業するか、もしくは、どこか別の場所に置いておく必要が有り、非常に作業効率が悪い。
【0004】
さらに、例えば、非特許文献2には蓋の取っ手を使って三角コーナーの側面に掛けるようにしている形態が開示されているが、同じく作業効率が悪い。
【0005】
また、非特許文献1には三角コーナー本体に蓋を回動固定する蝶番状のものが付いており、蓋の開閉は自在となる形態が開示されているが、三角コーナー本体に固定回動する蝶番状のものが付いているために、図5のように網製の水切り袋を三角コーナーの上から被せるように装着しようとすると、この蝶番状のものが邪魔をしてきれいに被せられない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】 実用新案登録第3097848号公報
【特許文献2】 実用新案登録第3170205号公報
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】 特開平7−277406号公報
【非特許文献2】 特開2005−179054号公報
【非特許文献3】 特開2011−98833号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
家庭の三角コーナーには蓋の無いタイプが広く普及しているが、蓋が無いために一時的に生ゴミ等を保管している間に小蝿等の飛来虫が寄りついて非衛生的であること、また、美観上も生ごみ等の汚れ物が見えているのは好ましくないので蓋に対する要望は高いが、単に上に乗せるだけの蓋では生ゴミ等を入れたい時に横に退けたり戻したりすることが手間で有ること、また、三角コーナーと蝶番等で直接繋がっている蓋の場合には、塩化ビニル等の網製の水切り袋を被せて使用する時に蓋が網製の水切り袋の装着の邪魔をするために普及していない。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、家庭の流し台の隅に設置して生ゴミを一時保管する蓋の無い三角コーナーに網製の水切り袋を被せた上から取付けて、手動でその場で蓋の開閉ができ、溜まった生ゴミ等を水切り袋と一緒に捨てるときには簡単に取り外しができ、その後も何度も使用できる脱着可能な三角コーナーの蓋を提供することで、小蝿等のの飛来虫が寄りつくことを抑え、且つ美観上の改善が可能となる。
【0010】
本発明は、家庭で使われている蓋の無い三角コーナーの開口部の形に合わせて切断加工できる三角コーナーの蓋を提供することで、多くの家庭の蓋の無い三角コーナーに後から取り付けて使用することが可能となる。
【0011】
本発明は、三角コーナーに被せて使う使い捨ての水切り袋を三角コーナー内面に沿わせるように押し込んで固定できる三角コーナーの内壁面に沿うように整形した枠と、その枠の上辺に取付けた蝶番等にて蓋を回動固定できるできるようにしたことで、網製の水切り袋をきれいに装着することも可能となる。
【発明の効果】
【0012】
蓋の無い三角コーナーに網製の水切り袋を被せた後から取り付けて蓋をするので美観上の改善が期待でき、さらに蓋が網製の水切り袋の装着の邪魔をすることは無く、装着した三角コーナーの蓋は三角コーナーの一壁面に回動固定されているので、その場で蓋を手動で開閉できるために蓋を横に退けたり戻したりする必要も無くなり作業性も向上する。
【0013】
三角コーナーに網製の水切り袋を被せた後から取り付けできるので、どのような三角コーナーにも取り付けが可能となり、三角コーナーの蓋の大きさを市販されている三角コーナーの開口面積より広くすることで、家庭の三角コーナーの開口面積に合わせて切断加工して使用することができるので、すでに家庭で使用している多くの蓋の無い三角コーナーに後から取り付けて使用することが可能となる。
【0014】
三角コーナーに網製の水切り袋を被せた後から取り付ける時、三角コーナーの蓋を三角コーナーの一壁面に装着部を使って回動固定する方法に換えて、網製の水切り袋を三角コーナー内面に沿わせるように押し込んで装着できる三角コーナーの内壁面に沿うように整形した枠と、その枠の上辺に取付けた蝶番等にて蓋を回動固定することで、同じくその場で蓋を手動開閉でき、且つ三角コーナーに装着する網状の水切り袋を雑に取付けた場合でも、この三角コーナーの内壁面に沿うように整形した枠によって網状の水切り袋がきれいに装着できる効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】 第1実施形態の三角コーナーの蓋の斜視図
【図2】 第1実施形態の三角コーナーの蓋の断面図
【図3】 第2実施形態の三角コーナーの蓋の断面図
【図4】 一般的な三角コーナーの斜視図
【図5】 一般的な三角コーナーに網状の水切り袋を装着した状態の斜視図
【図6】 第3実施形態の三角コーナーの蓋の斜視図
【符号の説明】
1 蓋
2 蓋の装着部
3 蓋の仮想切断線
4 蓋の無い三角コーナー
5 第二実施形態の蓋の装着部
6 網状の水切り袋
7 三角コーナー内壁面に沿うように整形した枠
8 1と7とを回動固定するリング(もしくは蝶番)
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明に係る三角コーナーの蓋について図面を参照して説明する。図1は本発明に係る三角コーナーの蓋の外観の斜視図である。図2は三角コーナーの蓋及び装着部を装着部を垂直方向に切断した断面図である。
【0017】
本発明に係る三角コーナーの蓋は、蓋1と蓋1を三角コーナーに装着するための蓋の装着部2とからなる。蓋1は一般的な蓋の無い三角コーナー4の上面開口面より広い面積を有しており、蓋の無い三角コーナー4の上面開口部の外周を仮想した蓋の仮想切断線3で切断することで蓋の無い三角コーナー4に合わせた大きさで使用できる。
【0018】
蓋1には図1に示すように蓋の装着部2の上部の円筒面状に沿って回るように回動するための開口部が、蓋1に差し込まれた蓋の装着部2の水平断面よりも一回り広く明けられている。
【0019】
蓋の装着部2は、図2に示すように断面の厚さが垂直方向にほぼ一定であり、例えば、厚さ一定の長方形板状のものを図2に示すような形に曲げて作っても良い。蓋の装着部2は、上部の円筒面状の円周方向で蓋1を開閉するときに蓋1と接触する円周方向の範囲においては円周方向に厚みが一定であることが望ましいが、それ以外の範囲においては厚みが一定で無くても良い。
【0020】
蓋の装着部2の円周方向の例えば120度の範囲は一定の厚さとして、それ以外を蓋1の開口部の短辺の長さより厚くする、もしくは120度を超えたところだけを厚くすることで蓋1の回動動作のストッパーとして働き、蓋1の回動範囲を120度に設定することができる。
【0021】
三角コーナーの蓋を蓋の無い三角コーナー4に装着する時は、図2の蓋の装着部2の下部の開いているところを蓋の無い三角コーナー4の上辺に上から押し込むように押し下げると、蓋の無い三角コーナー4の上辺の厚くなっている部分が蓋の装着部2の下部の開口部に入り込むに従って蓋の装着部2の下部の開口部が徐々に開いていき、蓋の無い三角コーナー4の上辺の厚くなっている部分が蓋の装着部2の一番狭いところを通り過ぎると、蓋の装着部2が元に戻ろうとする力で閉じて図2のように装着される。
【0022】
図2の蓋の装着部2に換えて竿用の洗濯挟み状の図3の第二実施形態の蓋の装着部5を使用した場合には、蓋の無い三角コーナー4に三角コーナーの蓋を装着する時は、竿用の洗濯挟み状の第二実施形態の蓋の装着部5を手で摘んで手動で下部を蓋の無い三角コーナー4の上辺の厚くなっている部分より開口させてその部分を通過して後に手を緩めて蓋の無い三角コーナーの壁面に挟み付けて図3のように装着する。この竿用の洗濯挟み状の第二実施形態の蓋の装着部5の場合には、蓋の無い三角コーナーに装着後に蓋1を開くときに洗濯挟み状の摘み部分が蓋1の回動の邪魔をするので、摘み部分をなるべく蓋1の反対側に寄せるような形状にすることが望ましい。さらに、流し台の壁面に近付けて三角コーナーを設置する時には摘み部分が流し台の壁面に当たるので摘み部分が長過ぎないようにするのが良い。
【0023】
図6は、蓋1を蓋の装着部2を使って蓋の無い三角コーナーに装着する方法に換えて、蓋の無い三角コーナーの側壁面の内側に装着する蓋の無い三角コーナーの側壁面に見立てた三角コーナー内壁面に沿うように整形した枠7にあらかじめ蝶番等で回動固定した蓋1を装着してあるので、この三角コーナー内壁面に沿うように整形した枠7を蓋の無い三角コーナーに上から嵌め込むことで三角コーナーの蓋を装着できる。このようにすれば、蓋の無い三角コーナーに網状の水切り袋を雑に装着した上から、三角コーナー内壁面に沿うように整形した枠7を嵌め込むことにより網状の水切り袋を三角コーナーの側壁面に沿わせせて皴を伸ばすように誘導できるので網状の水切り袋をきれいに装着できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の三角コーナーの蓋の斜視図
【図2】 第1実施形態の三角コーナーの蓋の断面図
【図3】 第2実施形態の三角コーナーの蓋の断面図
【図4】 一般的な三角コーナーの斜視図
【図5】 一般的な三角コーナーに網状の水切り袋を装着した状態の斜視図
【図6】 第3実施形態の三角コーナーの蓋の斜視図
【図1】
図1
【図2】
図2
【図3】
図3
【図4】
図4
【図5】
図5 
【図6】
図6 
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