健康・医療
【発明の名称】万能杖
【出願人】
【識別番号】509255325
【氏名又は名称】長濱 博文
【住所又は居所】兵庫県姫路市山田町多田1517番地
【代理人】
【弁理士】
【識別番号】100091465
【氏名又は名称】石井 久夫
【代理人】
【弁理士】
【識別番号】100071434
【氏名又は名称】手島 孝美
【発明者】
【氏名】長濱 博文
【住所又は居所】兵庫県姫路市山田町多田1517番地
【要約】
【解決課題】
山登り時に必要な機能を収納した万能杖の提供
【解決手段】
握り柄は、上から力をかけやすいT型にして、傘を構成する一方、(ロ)その先端に矢尻部を装着し、通常はキャップを装着し、杖として使用し、キャップを外して野犬や熊と戦う武器として使用し(ハ)かかる傘部材に金属、特にアルミ製パイプで2段に伸縮可能となし、傘部材を内挿してはピッケルとしての強度を持たせ、(二)傘を広げて内装した円筒ネットを垂下させ、スズメバチ、アブに襲われた時の防護ネットとして使用できるようにした。


 最近、山で、熊やすずめ蜂に襲われ、多くの方がケガをしたり、亡くなられたりしているとマスコミにより知りました。
 そこで、この度、あらゆる敵から身を守ってくれる「万能杖」という物を考案しました。
 旅行、キャンプ、登山、ハイキング、散歩等にあると便利です。

 4つの機能(使い方)
普段は杖として使用。
犬や熊等に襲われた時は武器(槍)に変身、2段に伸縮するアルミ製パイプをはずし、傘をひらく。開いた傘にマジックテープによりネットを取り付けます。普段はキンチャク袋を用意しまして、その中にネットを収納します。殺虫剤も入れておきます。また、2段に伸縮するパイプやキャップをはずした時それらも収納できます。
すずめ蜂に襲われそうな時は、早めにネットを傘に取り付けて準備することが望ましいが、どうしても間に合わないときは逃げながら殺虫剤をかけてすずめ蜂を追い払います。その間にネットを傘に取り付けてネットの中で待機します。その後、すずめ蜂が戻ってきて廻りを囲まれたときはネットの中から殺虫剤で攻撃します。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部にT字型握り柄21と中央部に拡縮可能な傘翼22と傘棒23と先端部に矢尻部24とを備え、前記傘翼22は拡張時に周縁から下方に垂下し、円筒ネット25を裏面に内装するとともに、握り柄21と傘棒23の連結部に第1雄ネジ26aを、傘棒22bと矢尻部23との連結部に第2雄ネジ26bを備えた傘本体20と、該傘本体20を内挿可能でピッケル強度を付与する金属パイプ11からなり、後端に上記第1雄ネジ26aと螺合する第1雌ネジ13を備える支持筒10と、該支持筒先端から突出する上記矢尻部23を覆い、先端にゴム部材31を、開口部に上記第2雄ネジ26bに螺合する第2雌ネジ32を備えるキャップ部材30とからなり、傘本体を支持筒に内装して先端から突出する矢尻部23にキャップ部材30を装着して登山杖として使用し、キャップ部材30をはずし矢尻部23を露出させてピッケル又は武器として使用し、支持筒10から傘本体20を抜き出して傘として、更に円筒ネット25を垂下してハチ防護ネットとして使用できることを特徴とする万能杖。
【請求項2】
支持筒が2段伸縮可能なアルミ製パイプ11,12からなる請求項1記載の万能杖。
【請求項3】
前記傘翼22の拡張時に周縁から下方に垂下する円筒防護ネット25が傘翼22をなす各翼片端部に防護ネット25の折り畳み時に傘翼内に収容する固定フラップ27を備える請求項1または2記載の万能杖。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
この発明は、山登り、キャンプの時に持参するに重宝な万能杖に関するものである。
【背景技術】
従来山登りにはピッケルなどの杖が使用されるが、傘を併用したものはない。他方、老人等の杖には傘に杖の機能を持たせたものが種々提案されている(特許文献1、2及び3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【特許文献1】
登録実用新案第3110670号
【特許文献2】
登録実用新案第3145029号
【特許文献3】
特開2000−14419号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
山登りには登山杖となるピッケル以外に傘などの雨具を必要とするので、杖に傘の機能を持たせると兼用できて便利であるが、ピッケルの強度を持たせながら傘の機能を持たせることは難しい。しかも山登り時ではその傘機能だけでなく、野犬やクマ等に襲われた時の武器(槍)になるような機能も必要があり、また、アブやスズメバチ等の害虫に対しては防護ネットの機能を持たせる必要があり、単純に多機能を寄せ集めて万能杖とするのは困難である。
本発明はそれらの強い要望に答えるために発明されたものである。
【課題を解決するための手段】
本発明は、かかる要望に答えるためになされたもので、この課題を解決するために(イ)握り柄は、上から力をかけやすいT型にして、傘を構成する一方、(ロ)その先端に槍部材を装着し、通常はキャップを装着し、杖として使用し、キャップを外して野犬や熊と戦う武器として使用し(ハ)かかる傘部材に金属、特にアルミ製パイプで2段に伸縮可能となし、傘部材を内挿してはピッケルとしての強度を持たせ、(二)傘を広げて内装した円筒ネットを垂下させ、スズメバチ、アブに襲われた時の防護ネットとして使用できるようにしたもので、その要旨とするところは、上部にT字型握り柄21と中央部に拡縮可能な傘翼22と傘棒23と先端部に矢尻部24とを備え、前記傘翼22は拡張時に周縁から下方に垂下し、円筒ネット25を裏面に内装するとともに、握り柄21と傘棒23の連結部に第1雄ネジ26aを、傘棒22bと矢尻部23との連結部に第2雄ネジ26bを備えた傘本体20と、該傘本体20を内挿可能でピッケル強度を付与する金属パイプ11からなり、後端に上記第1雄ネジ26aと螺合する第1雌ネジ13を備える支持筒10と、該支持筒先端から突出する上記矢尻部23を覆い、先端にゴム部材31を、開口部に上記第2雄ネジ26bに螺合する第2雌ネジ32を備えるキャップ部材30とからなり、傘本体を支持筒に内装して先端から突出する矢尻部23にキャップ部材30を装着して登山杖として使用し、キャップ部材30をはずし矢尻部23を露出させてピッケル又は武器として使用し、支持筒10から傘本体20を抜き出して傘として、更に円筒ネット25を垂下してハチ防護ネットとして使用できる万能杖にある。
【発明の効果】
外出時の歩行バランスを調整する杖として使用することができるだけでなく、支持筒から抜き出せば傘としても使える。しかも先端矢尻部は武器としても使用できるが、矢尻部は補強支持筒とともに登山時のピッケルとして使用する機能を付与する一方、傘を開いて円筒ネットを垂下すれば、防護ネットとして使用できるので、登山時に必要な機能を備える万能杖として役立つ。
【発明を実施するための形態】
以下、本発明を添付図面に示す具体例に基づき、詳細に説明する。
【実施例】
図1は本発明の万能杖の分解図で、20は傘本体で、上部にT字型握り柄21と、中央部に拡縮可能な傘翼22と傘棒23と、先端部に矢尻部24とを備え、図4に示すように、前記傘翼22は拡張時に周縁から下方に垂下し、円筒防護ネット25を装備するとともに、握り柄21と傘棒23の連結部に第1雄ネジ26aを、傘23と矢尻部24との連結部に第2雄ネジ26bを備える。
10は、支持筒で、該傘本体20を内挿可能なピッケル強度を付与する金属パイプ11からなり、取り外し時の収納を容易にする2段伸縮可能なアルミ製パイプ11,12からなるのが好ましい。この支持筒10には後端に上記第1雄ネジ26aと螺合する第1雌ネジ13を備える。
30はキャップ部材で、上記矢尻部23を覆い、先端にゴム部材31を、開口部に上記第2雄ネジ24に螺合する第2雌ネジ32を備える。
傘本体20を支持筒10に内装して先端から矢尻部23を突出させ、握り柄21と支持棒22bの連結部の第1雄ネジ26aに支持筒10の後端開口の第1雌ネジ13を螺着させ、傘23と矢尻部23との連結部の第2雄ネジ26bにキャップ部30の開口部の第2雄ネジ31を螺着させると、支持筒10の2段伸縮が固定され、図1bに示す登山杖1が構成される。
図2に示すように、キャップ部材30をはずし矢尻部23を露出させると、ピッケルとして使用することができ、先端矢尻部23を武器として使用することもできる。
支持筒10から傘本体20を抜き出して図3に示すように傘翼22を広げると傘として使用することができる。更に図4に示すように、傘翼裏側に収納している円筒ネット25を垂下するとスズメバチ等の防護ネット25として使用できる。なお、ネット下端にネット円筒を縮小する結び紐28をつけるとネット全長が短くても下方開口からのハチ等の侵入を防止できる。
前記傘翼22にはその拡張時に周縁から下方に垂下する円筒防護ネット25を図5に示すように、各翼片端部に固定フラップ27を備え、防護ネット25の折り畳み時に傘翼内に収容し、マジックテープ(登録商標)等の固定具で収納を固定できるようになっている。この円筒ネットは収納時に嵩張らないように薄手のネット地を使用するのが望ましい。
なお、杖先のキャップ部材は、先端がゴムになっているので滑りにくく、ショック吸収の役割を持つ。取り替えが可能なので傷がついたり、すり減っても大丈夫である。船底型にすると路面への接地がスムーズで安定した歩行が得られる一方、これを取り外すと、矢尻部が露出して寒冷地での滑りやすい路面に対応するためアイスピック型となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る万能杖の分解組み立て図である。
【図2】本発明の万能杖の先端を露出させた状態の立面図である。
【図3】本発明の万能杖から傘本体を抜き出し、傘翼を広げた状態を示す立面図である。
【図4】本発明の万能杖の傘本体を広げ、内装された円筒ネットを垂下させた状態の立面図である。
【図5】円筒ネットを傘翼裏面に収納する状態の説明のための断面図である。
【符号の説明】
10:支持棒
20:傘本体
23:矢尻部
25:円筒防護ネット
27:固定フラップ
30:キャップ部材
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】