健康・医療
【考案の名称】健康器具
【実用新案権者】
【識別番号】593121287
【氏名又は名称】有限会社森泉ハウス
【住所又は居所】長野県佐久市大字小田井845番地の15
【代理人】
【弁理士】
【識別番号】100088074
【氏名又は名称】中林 幹雄
【考案者】
【氏名】森泉 義男
【住所又は居所】長野県佐久市大字小田井845番地の15 有限会社森泉ハウス内
【要約】
【課題】
下半身の関節部を中心とする腱伸ばしを施す健康器具であって、安価であり、使用場所や使用時間に束縛されない健康器具を提供する。
【解決手段】
健康器具10は、足首に取り付けるための取付具22を両端に備えた索条体21からなる第1部品20と、一端に索条体21を滑動させる滑車32を、他端にフック33を備え、かつ、両端に働く張力によって伸張する弾性体34を備えた索条体31からなる第2部品30とを備えてなる。
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
足首に取り付けるための取付具を両端に備えた索条体からなる第1部品と、
一端に前記第1部品の索条体を滑動させる滑車を、他端にフックを備え、かつ、両端に働く張力によって伸張する弾性体を備えた索条体からなる第2部品とを備えてなることを特徴とする健康器具。
【請求項2】
前記第1部品の取付具が、面ファスナーを用いたものであることを特徴とする請求項1に記載の健康器具。
【請求項3】
前記第1部品の索条体又は前記第2部品の索条体が、ロープ又はワイヤーであることを特徴とする請求項1又は2に記載の健康器具。
【請求項4】
前記第2部品の弾性体が、スプリング又はゴムであることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の健康器具。
【請求項5】
前記第2部品の滑車が、プラスチックを主材料としていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の健康器具。
【考案の詳細な説明】
【技術分野】
本考案は、下半身の関節を伸ばして、各部位の整体治療及び疲労回復に優れた健康器具に関し、特に夜間睡眠中に使用することができる健康器具に関する。
【背景技術】
従来から、整体治療や疲労回復を目的として、種々の健康器具が提案されている。例えば、特許文献1には、腱伸ばしの動作が緩和的になる運動器材の構造が紹介されている。図4及び図5に示すように、この運動器材60は、底座70、チェアバック75、能動コントローラ80、握りフレーム85、調整パイプ90、足踏み95等により構成されている。
底座70の上には座りパッド71が設けられ、両側には手摺72が設けられている。そして、底座70の後方には、前方に突出する円弧状のチェアバック75が設けられ、その円弧状の面に複数のローラ76が設けられている。チェアバック75の後ろには、垂直するハンドル管77が設けられ、ハンドル管77の上方には一対のハンドル87を備えた握りフレーム85が設けられている。ハンドル管77は、調整管78により高さを調節することができる。
底座70の下方には前方に向かって足踏み管73が設けられ、足踏み管73には調整パイプ90が挿設されている。そして、調整パイプ90は、弾性素子98を備え、足踏み管73に対して伸縮の弾性を備えている。調整パイプ90の先端には、足踏み95及び固定座97が設けられている。
この運動器材60は、全身の伸ばしを行うことができる。これを図5(A)により説明する。使用者は、座りパッド71に座って両手でハンドル87を握り、制御スイッチ88を押すと、能動コントローラ80によりチェアバック75が後ろへ倒れて図5(A)の姿勢となる。このとき使用者は、自身の体重によりチェアバック75の円弧状面で全身の伸ばしを行うことができる。制御スイッチ88を再び押すと、元の姿勢に戻ることができる。
この運動器材60は、下半身の伸ばしを行うことができる。これを図5(B)にて説明する。使用者は、座りパッド71に座り両手を手摺72の上に置いて、別の制御スイッチを押すと、能動コントローラ80によりチェアバック75が後ろへ倒れて図5(B)の姿勢となる。このとき使用者は、自身の体重によりチェアバック75の円弧状面で下半身の伸ばしを行うことができる。制御スイッチを再び押すと、元の姿勢に戻ることができる。
全身又は下半身の伸ばしにおいて、使用者の足は、足踏み95及び固定座97で把持されるようになっている。また、足踏み95及び固定座97は、調整パイプ90に対して前後にスライドすると共に、弾性素子98によりスライドに対して適度な力が加わるようになっている。したがって、全身又は下半身の伸ばしにおいては、足首が弾性素子98による適度な力によって引っ張られ、下半身の関節部に緩和的な腱伸ばしを施すことができる。
しかしながら、この運動器材60は高価なものとなる。また、大きな物であるために、専用の使用場所を必要とする。そして、この運動器材60を使用するために、相当の時間を必要とする。
【特許文献1】
特開2008−61807号公報
【考案の開示】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案の目的とするところは、下半身の関節部を中心とする腱伸ばしを施す健康器具であって、安価なものを提供することである。そして、専用の使用場所を必要とすることなく、時間的にも束縛されることのない健康器具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
本考案者は、上記の課題を解決するために、試行錯誤を繰り返し行った結果、簡単な器具とすることにより夜間睡眠中に使用することが可能であり、本考案の目的である下半身の腱伸ばしを行うことが可能な、本考案の健康器具を考案するに至った。
本考案の請求項1に係る健康器具は、足首に取り付けるための取付具を両端に備えた索条体からなる第1部品と、一端に前記第1部品の索条体を滑動させる滑車を、他端にフックを備え、かつ、両端に働く張力によって伸張する弾性体を備えた索条体からなる第2部品とを備えてなる手段を採用している。また、本考案の請求項2に係る健康器具は、請求項1に記載の健康器具であって、前記第1部品の取付具が、面ファスナーを用いたものである手段を採用している。また、本考案の請求項3に係る健康器具は、請求項1又は2に記載の健康器具であって、前記第1部品の索条体又は前記第2部品の索条体が、ロープ又はワイヤーである手段を採用している。また、本考案の請求項4に係る健康器具は、請求項1乃至3の何れかに記載の健康器具であって、前記第2部品の弾性体が、スプリング又はゴムである手段を採用している。また、本考案の請求項5に係る健康器具は、請求項1乃至4の何れかに記載の健康器具であって、前記第2部品の滑車が、プラスチックを主材料としている手段を採用している。
【考案の効果】
本考案における健康器具は、上記の手段を採用したことにより、下半身の関節部を中心とする腱伸ばしを施す健康器具であり、安価に提供することができる。また、夜間睡眠中に使用することができるものであり、専用の場所を必要とすることなく、このために時間を束縛されることもない。
【考案を実施するための最良の形態】
以下、図面に示す本考案の実施の形態について説明する。図1は、本考案による健康器具の一実施の形態を示す概略図であり、図2及び図3は、その使用形態を示す説明図である。
本考案の健康器具10は、第1部品20と第2部品30とを備えてなることを特徴としている。第1部品20は、足首に取り付けるための取付具22を両端に備えた索条体21からなるものである。また、第2部品30は、一端に第1部品の索条体21を滑動させる滑車32を、他端にフック33を備え、かつ、両端に働く張力によって伸張する弾性体34を備えた索条体31からなるものである。
また、第1部品20の索条体21が第2部品30の滑車32に取り付けられることにより、第1部品20と第2部品30とが一体に形成されている。そして、索条体21が滑車32に対して自由に滑動できるようになっている。この結果、第1部品20の取付具22と第2部品30のフック33との間に張力が働くと、弾性体34によって伸縮自在の状態になる。同時に、二つの取付具22間は移動が自由であると共に、常に同じ張力が働くことになる。
索条体21及び索条体31は、滑車32での滑動に支障のないものとすることが好ましい。すなわち、その断面形状が一定形状に保たれるものであれば、自由に選定可能であり、ロープ又はワイヤー等を使用することができる。ただし、使用者の肌に優しい素材であることが好ましい。
第1部品20の取付具22は、足首に挿着できるものであれば、自由に選定することができる。例えば、単なる布紐であって足首に結びつけるものでも良い。また、面ファスナーを用いたものは、取り付けや取り外しが簡単であり、また、使用者の肌に優しいので、特に好ましい。
第2部品30の滑車32は、小型軽量で回転音を発しないものが好ましい。また、その素材としては、人肌に優しいプラスチックを主材料としているものが好ましい。
第2部品30の弾性体34は、人肌に優しいスプリング又はゴムであるものが好ましい。スプリングを使用する場合は、その強度をネジで調節できるものが好ましい。また、ゴムを使用する場合には、複数のゴムで構成し、その数を変えることによって張力を調整できるものが好ましい。弾性力としては、30cm伸ばしたときの力が1〜10kg程度となることが好ましい。
フック33は、どの様な形態のものでも良いが、取り付ける相手側の係止具との間で、摩擦音を発しないものが好ましい。したがって、プラスチックを主材料とするものや、表面にプラスチックや布等の被覆を備えているものが好ましい。また、取り付けや取り外しが簡単であることが好ましい。
本考案の健康器具10は、使用者が睡眠中に使用するものである。すなわち、使用者は、壁等に設けた係止具にフック33を取り付け、両足首に取付具22を挿着する。そして、弾性体34が適当な力(例えば5kg)を及ぼすように少し引っ張った状態で、図2示すような状態で仰臥し、睡眠する。
使用者は、両足をある程度自由に動かすことができ、また、寝返りを打つこともできる。そして、姿勢によって両足首に働く力は多少変化するが、両足首には常に平等に力が働くことになる。すなわち、弾性体34が足首を引っ張る力は、滑車32によって両足首に平等に分配されるのである。
したがって、本考案の健康器具10を使用することにより、使用者は下半身の関節部を中心とする腱伸ばしを施すことができる。しかも、睡眠中に実施することができるので、専用の使用場所を必要とすることなく、時間的にも束縛されることなく使用することができる。また、弾性体34の力を徐々に強くすることにより、自然に関節を伸ばす整体治療を施し、疲労を回復して健康を増進することができる。
また、本考案の健康器具10は、図3に示すような補助具40を使用することにより、下半身のみならず、上半身及び腰部の腱伸ばしを施すこともできる。補助具40は上半身を支持する支持部42と索条体41とからなる簡単なものであり、索条体41の端部を壁等に固定して使用する。
本発明の健康器具10を補助具40と共に使用することにより、全身が一定の力で引っ張られることになる。そして、使用者が多少体を動かしても、両足首が均等な力で引っ張られるので、下半身の関節部に背骨や腰部の関節部を含めて、腱伸ばしを行うことができる。そして、自然に関節を伸ばす整体治療を施し、疲労を回復して健康を増進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の健康器具の一例を示す概略図である。
【図2】本考案の健康器具の使用形態を示す説明図である。
【図3】本考案の健康器具の他の使用形態を示す説明図である。
【図4】従来の運動器材の一例を示す概略図である。
【図5】従来の運動器材の使用形態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 健康器具
20 第1部品
21、31、41 索条体
22 取付具
30 第2部品
32 滑車
33 フック
34 弾性体
40 補助具
42 支持部
60 運動器材
70 底座
71 座りパッド
72 手摺
73 足踏み管
75 チェアバック
76 ローラ
77 ハンドル管
78 調整管
80 能動コントローラ
85 握りフレーム
87 ハンドル
88 制御スイッチ
90 調整パイプ
95 足踏み
97 固定座
98 弾性素子
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】