健康・医療
【考案の名称】毛髪除菌具
【実用新案権者】
【識別番号】509200543
【氏名又は名称】鈴木 寿実子
【住所又は居所】東京都新宿区西五軒町1番10号−803
【代理人】
【弁理士】
【識別番号】100111202
【氏名又は名称】北村 周彦
【考案者】
【氏名】鈴木 寿実子
【住所又は居所】東京都新宿区西五軒町1番10号−803
【要約】(修正有)
【課題】
日常的に洗髪を行なうことができない場合であっても、毛髪を除菌し、清潔に保つことができる毛髪除菌具を提供する。
【解決手段】
毛髪除菌具10は、基台11に多数の櫛歯12が形成された2枚の櫛13が互いに前記基台側を支点に回動可能且つ重合可能に設けられ、各櫛13の間の櫛歯12の根元部分に除菌効果を有する柔軟材14を保持可能な保持部が形成されていることを特徴とする。
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
基台に多数の櫛歯が形成された2枚の櫛が互いに前記基台側を支点に回動可能且つ重合可能に設けられ、前記各櫛の間の前記櫛歯の根元部分に除菌効果を有する柔軟材を保持可能な保持部が形成されて構成されていることを特徴とする毛髪除菌具。
【請求項2】
前記保持部は、前記各櫛の内面の互いに対向する部分にそれぞれ突設され、前記各櫛の重合に伴って重合するように形成されている請求項1に記載の毛髪除菌具。
【請求項3】
基台に多数のブラシ毛が植設されたブラシを備え、前記基台のブラシ毛の植毛面に溝部が形成され、該溝部に除菌効果を有する柔軟材が保持可能なように構成されていることを特徴とする毛髪除菌具。
【請求項4】
前記溝部には所定間隔で係止孔が形成され、該係止孔に前記柔軟材が固定されるようになっている請求項3に記載の毛髪除菌具。
【考案の詳細な説明】
【技術分野】
本考案は、櫛やブラシで毛髪を梳くことにより毛髪を除菌することのできる毛髪除菌具に関するものである。
【背景技術】
毛髪の汚れを落とすため、日常的に洗髪が行なわれており、従来、洗髪は浴室や洗面台において湯や水を使用して行なわれる。
【考案の概要】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したように、洗髪を行なうには湯や水が必要なため、災害時や断水時には日常的に洗髪を行なうことができないといった問題があった。
また、洗髪をするにはある程度の体力を必要とし、高齢者や要介護者或いは髪の長い子供などは自分自身で洗髪を行なうことができないため、洗髪の頻度が減少し、毛髪を清潔に保つことが難しいといった問題もあった。
本考案は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、日常的に洗髪を行なうことができない場合であっても、毛髪を除菌し、清潔に保つことのできる毛髪除菌具を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本考案に係る毛髪除菌具は、基台に多数の櫛歯が形成された2枚の櫛が互いに前記基台側を支点に回動可能且つ重合可能に設けられ、前記各櫛の間の前記櫛歯の根元部分に除菌効果を有する柔軟材を保持可能な保持部が形成されて構成されていることを特徴とする。
そして、本考案に係る毛髪除菌具において、前記保持部は、前記各櫛の内面の互いに対向する部分にそれぞれ突設され、前記各櫛の重合に伴って重合するように形成されていてもよい。
また、本考案に係る毛髪除菌具は、基台に多数のブラシ毛が植設されたブラシを備え、前記基台のブラシ毛の植毛面に溝部が形成され、該溝部に除菌効果を有する柔軟材が保持可能なように構成されていることを特徴とする。
本考案に係る毛髪除菌具において、前記溝部には所定間隔で係止孔が形成され、該係止孔に前記柔軟材が固定されるようになっていてもよい。
【考案の効果】
本考案によれば、日常的に洗髪を行なうことができない場合であっても、毛髪を除菌し、清潔に保つことができる等、種々の優れた効果を得ることができる。
【考案を実施するための形態】
以下、図面を参照しつつ、本考案の実施の形態について説明する。
先ず、図1〜図3を参照しつつ、本考案の第1の実施の形態に係る毛髪除菌具について説明する。ここで、図1は本考案の第1の実施の形態に係る毛髪除菌具を示す斜視図、図2は同毛髪除菌具を示す側面図、図3は同毛髪除菌具を開いた状態を示す斜視図である。
本実施の形態に係る毛髪除菌具10は、基台11に多数の櫛歯12が一体に形成された2枚の櫛13,13を備えている。各櫛13,13は互いに基台側を支点に回動可能且つ重合可能に設けられており、各櫛13,13の間の櫛歯12,12の根元部分には、除菌効果を有する柔軟材14を保持可能な保持部15,15が形成されている。そして、保持部15,15は、各櫛13,13の内面の互いに対向する部分にそれぞれ突設され、各櫛13,13の重合に伴って重合するように形成されている。なお、柔軟材14としては、アルコールや保湿液を吸収した紙製タオルや不織布や、市販の使い捨てウェットティッシュ等を使用することができる。
上記した構成を備えた毛髪除菌具10を使用する場合、先ず、図3に示すように基台側を支点に各櫛13,13を離間方向に回動させて開いた状態で、保持部15に柔軟材14を保持させる。そして、図2に示すように、基台側を支点に各櫛13,13を近接方向に回動させて重合させる。これにより、柔軟材14が各櫛歯12,12の根元部分に挟持されるため、使用中に柔軟材14が保持部15から脱落するのを防止することができる。
このように柔軟材14を保持部15に保持させた状態で、毛髪除菌具10の櫛歯12,12で毛髪を梳くと、毛髪の汚れや雑菌等が柔軟材14に付着し、毛髪が清潔に保たれる共に、毛髪に適度の湿り気を与えることができる。そして、使用後は、基台側を支点に各櫛13,13を離間方向に回動させて開き、柔軟材14を取り除く。
次に、図4及び図5を参照しつつ、本考案の第2の実施の形態に係る毛髪除菌具について説明する。ここで、図4は本考案の第2の実施の形態に係る毛髪除菌具を示す平面図、図5は同毛髪除菌具を示す側面図である。
本実施の形態に係る毛髪除菌具20は、円形の基台21に多数のブラシ毛22が植設されたブラシ23を備えており、ブラシ23には把手24が基台21と一体に形成されている。基台21のブラシ毛22の植毛面25には渦巻状に溝部26が形成されており、この溝部26に除菌効果を有する柔軟材27が保持可能となっている。そして、溝部25には所定間隔で係止孔28が穿設されており、係止孔28に柔軟材27を通すことにより柔軟材27が溝部26に固定されるようになっている。なお、柔軟材27としては、上記した第1の実施の形態の場合と同様のものを使用することができる。
上記した構成を備えた毛髪除菌具20を使用する場合、溝部26に柔軟材27を嵌設すると共に係止孔28に柔軟材27を通す。これにより、柔軟材27が係止孔28に固定されるため、使用中に柔軟材27が溝部26から脱落するのを防止することができる。
このように柔軟材27を溝部26に保持させた状態で、毛髪除菌具20のブラシ毛22で毛髪を梳くと、毛髪の汚れや雑菌等が柔軟材27に付着し、毛髪が清潔に保たれる共に、毛髪に適度の湿り気を与えることができる。そして、使用後は、溝部26から柔軟材27を取り除く。
なお、上記した第2の実施の形態に係る毛髪除菌具20は、ブラシの基台や溝部の形状を上記したものに限定する趣旨ではなく、例えば、図6に示すように菱形の基台31に十字状の溝部32が形成されたブラシ30や、図7及び図8に示すように三角形状の基台41に三角形状の溝部42が形成された把手のないブラシ40を使用してもよく、各種変形が可能である。
このように上記した実施の形態に係る毛髪除菌具10,20は、湯や水がなくても毛髪を清潔に保つことができるため、災害時や断水時にも使用可能である。
また、あまり体力を使わずに簡単に使用することができるため、高齢者や要介護者或いは髪の長い子供などでも自分自身で毛髪を清潔に保つことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施の形態に係る毛髪除菌具を示す斜視図である。
【図2】本考案の第1の実施の形態に係る毛髪除菌具を示す側面図である。
【図3】本考案の第1の実施の形態に係る毛髪除菌具を開いた状態を示す側面図である。
【図4】本考案の第2の実施の形態に係る毛髪除菌具を示す平面図である。
【図5】本考案の第2の実施の形態に係る毛髪除菌具を示す側面図である。
【図6】本考案の第2の実施の形態に係る毛髪除菌具の変形例を示す平面図である。
【図7】本考案の第2の実施の形態に係る毛髪除菌具の別の変形例を示す平面図である。
【図8】本考案の第2の実施の形態に係る毛髪除菌具の別の変形例を示す側面図である。
【符号の説明】
10 毛髪除菌具
11 基台
12 櫛歯
13 櫛
14 柔軟材
15 保持部
20 毛髪除菌具
21 基台
22 ブラシ毛
23 ブラシ
25 植毛面
26 溝部
27 柔軟材
28 係止孔
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】