| 健康・医療 |
| 【考案の名称】背凭れ用シート部材 【実用新案権者】 【識別番号】511153932 【氏名又は名称】吉野 和廣 【住所又は居所】静岡県袋井市堀越1049−4 【代理人】 【弁理士】 【識別番号】100083530 【氏名又は名称】野末 祐司 【考案者】 【氏名】吉野 和廣 【住所又は居所】静岡県袋井市堀越1049−4 【氏名】見片 三郎 【住所又は居所】滋賀県近江八幡市安土町下豊浦5283番地2 【氏名】吉野 和織 【住所又は居所】静岡県袋井市堀越1049−4 【氏名】吉野 和子 【住所又は居所】静岡県袋井市堀越1049−4 【要約】(修正有) 【課題】 座席の背凭れ部に載置した状態で、使用者が座席に着座し、その背中をこの背凭れ用シート部材に倒せば、使用者の背面は、右肩部が後へ下がった状態の斜面状に位置決めされる背凭れ用シート部材を提供する。 【解決手段】 座席の背凭れ部に載置した状態で、使用者が座席に着座し、その背中をこの背凭れ用シート部材に倒せば、使用者の背面は、右肩部が後へ下がった状態の斜面状に位置決めされる。車両等の座席に使用すれば、使用者の着座した状態を補正するために使用者の脊椎は左回旋しようとして、右回旋の歪みを取り去ることができ、ひいては、筋肉疲労が生じるのを抑えることが出来る。臀部から頸部における筋肉の硬結、血行不良、疲労等を生じさせない優れた効果をもたらす。 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 クッションシート材からなり、座席等の背凭れ部に配置されて使用される背凭れ用シート部材において、前記クッションシート材の裏面は平面であるとともにその表面は左肩載置部から右方向に向かって下がり傾斜していることを特徴とする背凭れ用シート部材。 【請求項2】 前記クッションシート材は縦長であり、その表面が左側下端隅から右側上端隅に向かって下がり傾斜していることを特徴とする請求項1の背凭れ用シート部材。 【請求項3】 前記クッションシート材は略長方形状であり、横は使用者の胸肩幅と同程度、高さは同座位頚椎高と同程度の長さからなることを特徴とする請求項1又は請求項2の背凭れ用シート部材。 【請求項4】 前記傾斜角度が、6度から30度の範囲であることを特徴とする請求項1,請求項2又は請求項3の背凭れ用シート部材。 【請求項5】 前記クッションシート材を座席の背凭れ部分に一体形成したことを特徴とする請求項1,請求項2,請求項3又は請求項4の背凭れ用シート部材。 【請求項6】 前記クッションシート材は略三角錐であり、この三角錐は、略直角状の左肩載置部から右側下端方向に向かって傾斜面を有する三角錐であり、仰臥位で横たわった使用者の左肩下に装着して利用することを特徴とする請求項1の背凭れ用シート部材。 【請求項7】 前記クッションシート材は略縦長の台形状であり、略直角状の左肩載置部から右側下端方向に向かって傾斜面を有し、この傾斜面は内側に湾曲していることを特徴とする請求項1の背凭れ用シート部材。 【考案の詳細な説明】 【技術分野】 この考案は背凭れ用シート部材に関し、車両(自動車,鉄道車両),劇場等における座席の背凭れ部分又は家庭用・事務用椅子の背凭れ部分に配置して使用したり、仰臥位姿勢の左肩下に装着して使用するものである。 【背景技術】 近年、座位姿勢の肉体的負担を軽減させることについて、座席の性能は向上してきている。ここに、肉体的負担とは、長時間の座った姿勢により該当する働き続ける筋肉疲労、体の前後左右のゆれ、同じ姿勢を維持することによって生じる筋肉のこわばりのことである。 これらの肉体的負担に対処する方法として、これまでに以下の方法及び装置が存在する。 (1).座席シート部の着座位置を可動化させた方法(実登録第2056406号,特許第3551453号,実登録第2109190号)。 (2).座席シート部の角度を可動化させた方法(特許第4384927号,特許第4185754号,特許第2534517号,特許第4170829号,特許第4015236号)。 (3).座席背凭れ部分に体圧分布を分散させる方法(特許第2664598号,特開2006-346223号,特許第3592317号)。 (4).座席背凭れ部分を縦方向に凹断面の形状にした方法(特開平8-117057号)。 (5).座席背凭れ部分に指圧用具を取り付けた方法(実開昭50-6191号)。 (6).座席背凭れ部分にクッション機能をも持たせた方法(実開昭62-31452号,特開昭61-238208号,特開2004-223055号,特開H8-224137号)。 (7).席背凭れ部分に縦方向に起伏の形状による方法(実開昭51-112707号,実開平5-34953号)。 (8).座席背凭れ部分に縦方向の傾斜角度をつけた方法(特開2000-253946号)。 (9).脱着が可能な座席背凭れ板で背凭れ部分の中央縦方向と背もたれ部分の下方横断面に特徴のある方法(特許第3438078号,実登録第1773569号,実願昭51-150811号)。 (10).背凭れの形状を脊椎、腰部に合わせたもの(実願昭61-199258号)。 (11).健康器具自体の形状が扁平型の半円柱状であるもの(ふくらはぎ)(特開2009-178288号)。 (12).健康器具の形状が段差をつけた直方体をしているもの(特開2009-268877号)。 (13).肩こり治療用の枕でその形状が一対の突起部を持つ特徴のあるもの(特開2005-152410)。 (14).敷用クッションで一対の凸面の形状を持つ特著のもの(特開2004-351217)。 (15).敷用クッションで上下左右中央部に傾斜面の形状のあるもの(特開2005-279239)。 (16).敷用クッションの形状が中央に溝を持つ特徴のあるもの(特開平11-76001)。 (17).クッションなどの健康器具の断面の形状が三角形であるもの(実登録第3075855号,特開平11-235254号,実開平3-41419号,実開昭47-20521号,特開2002-263146)。 (18).敷用クッションの断面の形状が半円形、三角形のもの(特開平11-76001号)。 (19).健康器具の断面の形状が扁平型三角状のもの(実開昭62-108915号)。 (20).自在に角度が傾斜する特徴のある座布団(実開昭56-117857号)。 (21).健康器具の形状が三つの部分円柱状であるもの(特開2002-300937)。 (22).敷用寝具が可変で起伏し身体を押圧するもの(実開昭63-66966号)。 (23).歪んだ脊椎の矯正を目的とした健康器具(特開2005-261864)。 【特許文献1】 実登録第2056406号公報 【特許文献2】 特許第3551453号公報, 【特許文献3】 実登録第2109190号公報 【特許文献4】 特許第4384927号公報 【特許文献5】 特許第4185754号公報 【特許文献6】 特許第2534517号公報 【特許文献7】 特許第4170829号公報 【特許文献8】 特許第4015236号公報 【特許文献9】 特許第2664598号公報 【特許文献10】 特開2006―346223号公報 【特許文献11】 特許第3592317号公報 【特許文献12】 特開平8―117057号公報 【特許文献13】 実開昭50―6191号公報 【特許文献14】 実開昭62―31452号公報 【特許文献15】 特開昭61―238208号公報 【特許文献16】 特開2004―223055号公報 【特許文献17】 特開平8―224137号公報 【特許文献18】 実開昭51―112707号公報 【特許文献19】 実開平5―34953号公報 【特許文献20】 特開2000―253946号公報 【特許文献21】 特許第3438078号公報 【特許文献22】 実登録第1773569号公報 【特許文献23】 実願昭51―150811号公報 【特許文献24】 実願昭61―199258号公報 【特許文献25】 特開2009―178288号) 公報 【特許文献26】 特開2009―268877号公報 【特許文献27】 特開2005―152410号公報 【特許文献28】 特開2004―351217号公報 【特許文献29】 特開2005―279239号公報 【特許文献30】 特開平11―76001号公報 【特許文献31】 実登録第3075855号公報 【特許文献32】 特開平11―235254号公報 【特許文献33】 実開平3―41419号公報 【特許文献34】 実開昭47―20521号公報 【特許文献35】 特開2002―263146号公報 【特許文献36】 特開平11―76001号公報 【特許文献37】 実開昭62―108915号公報 【特許文献38】 実開昭56―117857号公報 【特許文献39】 特開2002―300937号公報 【特許文献40】 実開昭63―66966号公報 【特許文献41】 特開2005―261864号公報 【考案の開示】 【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、かかる従来の方法及び装置にあっては、体重の重力負荷によって筋肉が受ける肉体的負担を軽減することを目的とするものであり、人の脊柱に存在している脊柱の歪みを軽減させることで体が受ける疲労を取り除くことは困難であるという不都合を有した。 この不都合を解消するために、考案者は鋭意研究した。 以下、その経緯に触れる。 考案者は219例の被験者について立位矢状面の姿勢分析を行なうと左肩甲帯は伸展位側へ右肩甲帯は屈曲位側に有意差をもって移動し、体幹胸部は横断面で左回旋していることを突き止めた(吉野和廣:「健常者と非特異的腰痛症並びに背部痛症者における仙腸関節変位像の統計分析 -筋骨格系疾患の発症機序を考えて(第一報)」-、日本カイロプラクティック徒手医学会誌、9:47-52、2008)。 また、考案者は上記体幹胸部の左回旋を起こす原因として骨盤の歪みによるものと推測を行った(吉野和廣:「健常者と非特異的腰痛者における仙腸関節可動性不全像の統計的分析」.第17回日本腰痛学会.2009年,於東京,吉野和廣,吉野和織:「左並びに右利き足被験者における右仙腸関節の外方変位像 筋骨格系疾患の発症機序を考えて(第三報)」-、日本カイロプラクティック徒手医学会誌、11:60-67,2010)。 更に、考案者は271例の被験者における脊椎の歪みを調べたところ、歪んだ椎骨数は平均5個/17個椎骨当たり有し、歪む方向はすべて右回旋であることを報告した(吉野和廣:「健常者と非特異的腰痛症並びに背部痛症者における脊柱変位像の分析 筋骨格系疾患の発症機序を考えて(第二報)」-、日本カイロプラクティック徒手医学会誌、10:32-36、2009)。 以上を要約すると骨盤の歪みが起因となり、姿勢において左側の肩が後ろへ右側は前方側の左回旋をしている。この姿勢を補正するために脊柱を右回旋させるが、この結果が脊椎は右回旋側に歪みを起こし、肩こり、首こりを生じている。 考案者は歪み方の機序を見出したことに基づき、即ち、脊柱に歪みが発生するメカニズムを逆に利用して脊椎の右回旋の歪みを軽減できることに着目し、この考案を完成した。 【課題を解決するための手段】 この考案に係る背凭れ用シート部材においては、クッションシート材からなり、座席等の背凭れ部に配置されて使用される背凭れ用シート部材において、前記クッションシート材の裏面は平面であるとともにその表面は左肩載置部から右方向に向かって下がり傾斜しているものである。 この場合、前記クッションシート材を縦長にし、その表面を左側下端隅から右側上端隅に向かって下がり傾斜させることができる。 この場合、前記クッションシート材を略長方形状にし、横は使用者の胸肩幅と同程度、高さは同座位頚椎高と同程度の長さにすることができる。 この場合、前記傾斜角度を、6度から30度の範囲にすることができる。 この場合、前記クッションシート材を座席の背凭れ部分に一体形成することもできる。 また、前記クッションシート材を略三角錐にし、この三角錐を、略直角状の左肩載置部から右側下端方向に向かって傾斜面を有する三角錐にして、仰臥位で横たわった使用者の左肩下に装着して利用するようにすることもできる。 さらに、前記クッションシート材を略縦長の台形状にし、略直角状の左肩載置部から右側下端方向に向かって傾斜面を設け、この傾斜面を内側に湾曲させることもできる。 【考案の効果】 この考案に係る背凭れ用シート部材は上記のように構成されているため、即ち、クッションシート材からなり、座席等の背凭れ部に配置されて使用される背凭れ用シート部材において、前記クッションシート材の裏面は平面であるとともにその表面は左肩載置部から右方向に向かって下がり傾斜しているため、座席の背凭れ部に載置した状態で、使用者が座席に着座し、その背中をこの背凭れ用シート部材に倒せば、使用者の背面は、右肩部が後へ下がった状態の斜面状に位置決めされるものである。 よって、この背凭れ用シート部材を車両等の座席に使用すれば、使用者の着座した状態を補正するために使用者の脊椎は左回旋しようとして、右回旋の歪みを取り去ることができ、ひいては、筋肉疲労が生じるのを抑えることが出来るものである。即ち、座席に着座し背凭れに寄り掛かり長時間を同じ姿勢を保っても、この考案の背凭れシート部材により上部体幹は絶えず右回旋の負荷を受けるので脊椎は逆に左回旋の補正を行い、脊柱の歪みを生じさせないものである。この作用が臀部から頸部における筋肉の硬結、血行不良、疲労等を生じさせない優れた効果をもたらすものである。 この場合、前記クッションシート材を縦長にし、その表面を左側下端隅から右側上端隅に向かって下がり傾斜にすれば、背凭れ用シート部材の表面を捩れの状態にできるため、使用者の脊椎の左回旋を一層容易にすることができる結果、右回旋の歪みを容易に取り去ることができる。 この場合、前記クッションシート材を略長方形状にし、横は使用者の胸肩幅と同程度、高さは同座位頚椎高と同程度の長さにすれば、背凭れ用シート部材を使用者の背面に位置決めしやすいものである。 この場合、前記傾斜角度を、6度から30度の範囲にすれば、脊柱は適度の違和感を感じながら右回旋負荷を享受することとなり、体は反射作用を起こし、上部胸椎から腰椎にかけて脊柱は左回旋の補正をもたらす。その結果、脊柱に存在している脊椎の右回旋の歪みを軽減させる効果を奏することができる。傾斜角度が6度未満では違和感を感じず、30度以上では違和感が強すぎるので適度な軽減には至らない。 この場合、前記クッションシート材を座席の背凭れ部分に一体形成すれば、座席の背凭れ部分に対して背凭れ用シート部材の位置を常時適正に配置することができる。 また、前記クッションシート材を略三角錐にし、この三角錐を、略直角状の左肩載置部から右側下端方向に向かって傾斜面を有する三角錐にして、仰臥位で横たわった使用者の左肩下に装着して利用するようにすれば、使用者は、仰臥位で横たわった状態で簡単に使用することができる。 さらに、前記クッションシート材を略縦長の台形状にし、略直角状の左肩載置部から右側下端方向に向かって傾斜面を設け、この傾斜面を内側に湾曲させた場合には、仰臥位で横たわった使用者の左肩から左上半身に不快な圧迫感がなく安静の状態で、前記した傾斜角度を6度から30度の範囲にした場合と同じメカニズム((0047)欄を参照のこと)に基づいて脊椎の歪みを軽減する効果を奏することができる。 【考案を実施するための最良の形態】 この考案に係る背凭れ用シート部材は実施するにあたって下記の構成に最も主要な特徴を有する。 クッションシート材は、体重負荷によるねじれ状の変形がほとんどない固めの弾力性のある素材を使用する。例えば、ウレタン素材、樹脂形成物等である。 背凭れ用シート部材は縦長の長方形状であり、横は胸肩幅と同程度、高さは座位頚椎高と同程度の長さからなる。また、左側縦方向が厚く右側縦方向が薄くなっている。具体例として、横30〜60cm、縦40〜60cmで、成人の胸肩幅、頸椎高〜座高の平均サイズであり、左側縦方向の厚さが4〜8cm、右側縦方向の厚さが0.5〜2cm程度である。 また、背凭れ用シート部材の表面の傾斜角度が、6度から30度の範囲である。 背凭れ用シート部材を一体形成する場合は、座席の背凭れ部に貼着することもできるし、背凭れ部とともに一体成型することもできる。 背凭れ用シート部材を略三角錐状にする場合、横方向の長さは20〜40cm,縦方向の長さは20〜40cmが適している。 背凭れ用シート部材を略縦長の台形状にする場合、上辺の横方向の長さは20〜30cm,下辺の横方向の長さは5〜10cmが適している。 【実施例】 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1はこの考案に係る背凭れ用シート部材の実施例の斜視図、図2は同使用状態の斜視図、図3は図2におけるIII矢視図、図4は図3におけるIV矢視の要部を示した図、図5は同実施例の第二使用状態の斜視図、図6は同実施例の第三使用状態の斜視図、図7は同第二実施例の斜視図、図8は同第三実施例の斜視図,図9は同第四実施例の斜視図、図10は同第五実施例の斜視図、図11は同第五実施例の使用状態図である。 図1において、Sはこの考案に係る背凭れ用シート部材、10はそのクッションシート材である。このクッションシート材10は略長方形状の縦長であり、体重負荷によるねじれ状の変形がほとんどない固めの弾力性のある素材によって形成されている。そして、その横辺の長さkは使用者の胸肩幅と同程度(30〜60cm)、高さhは同座位頚椎高と同程度(縦40〜60cm)であり、また、左側縦方向の厚さt1が4〜8cm、右側縦方向の厚さt2が0.5〜2cm程度である。 11は左肩載置部であり、前記クッションシート材10の表面12に形成されている。この左肩載置部11は使用者が使用する際に左肩部が当接する部分である(図3,図4を参照のこと)。前記クッションシート材10の表面12は、この左肩載置部11から右方向(図においてA方向)に向かって下がり傾斜しているとともに左側下端隅13から右側上端隅14に向かって(図においてB方向)下がり傾斜している。なお、この傾斜角度は6度から30度の範囲である。また、前記クッションシート材10の裏面15は略平面状に形成されている。 図2〜図4に基づいて、この背凭れ用シート部材Sの使用状態を説明する。 図において20は車両(自動車)の座席であり、21は着座部、22は背凭れ部である。前記背凭れ用シート部材Sはこの背凭れ部22にその上部を上方にした状態で載置されている。この状態で、運転者(使用者)Mが前記座席20に着座し、その背中を前記背凭れ用シート部材Sに倒せば、使用者Mの背面は、右肩部が後へ下がった状態の斜面状に位置決めされ(図4を参照のこと)、この結果、使用者の着座した状態を補正するために使用者の脊椎は左回旋しようとして、右回旋の歪みを取り去ることができる。 図5は前記背凭れ用シート部材Sは家庭用椅子30に使用した状態を示したものであり、また、図6は同事務用椅子40に使用した状態を示したものである。いずれの場合も前記車両座席20に使用した場合と同様の効果を奏することができる。 図7は前記背凭れ用シート部材Sを家庭用椅子30の背凭れ部32に一体形成した状態を示したものであり、また、図8は同事務用椅子40の背凭れ部42に一体形成した状態を示したものである。いずれの場合も背凭れ部32,42に対する背凭れ用シート部材Sの位置決めを一定にすることができ使用しやすいものである。 図9は第四実施例を示したものであり、前記クッションシート材10を略縦長の台形状にしたものである。この前記クッションシート材10においては、略直角状の左肩載置部11から右側下端方向に向かって(図においてC方向)傾斜面を有し、この傾斜面は内側に湾曲16している。なお、上辺の横方向の長さk1は20〜30cm,下辺の横方向の長さk2は5〜10cm,が適している。なお、高さh及び左側縦方向の厚さt1は第一実施例の場合と同様である。 図10は第五実施例を示したものであり、この三角錐状のクッションシート材10は、略直角状の左肩載置部11から右側下端方向に向かって(図においてD方向)傾斜面を有する三角錐であり、仰臥位で横たわった使用者Mの左肩下に装着して使用する(図11を参照のこと)。なお、この場合、クッションシート材10の横方向の長さkは20〜40cm,縦方向の長さhは20〜40cmが適している。左側縦方向の厚さt1は第一実施例の場合と同様である。 【産業上の利用可能性】 この考案に係る背凭れ用シート部材は、使用者の着座した状態を補正するために使用者の脊椎を左回旋させようとして、右回旋の歪みを取り去ることができ、ひいては、筋肉疲労が生じるのを抑えることが出来るものである。即ち、座席に着座し背凭れに寄り掛かり長時間を同じ姿勢を保っても、この考案の背凭れシート部材により上部体幹は絶えず右回旋の負荷を受けるので脊椎は逆に左回旋の補正を行い、脊柱の歪みを生じさせないものである。この作用が臀部から頸部における筋肉の硬結、血行不良、疲労等を生じさせない優れた効果をもたらすものである。 産業上の利用可能性は高いものである。 【図面の簡単な説明】 【図1】図1はこの考案に係る背凭れ用シート部材の実施例の斜視図である。 【図2】図2は同実施例の使用状態の斜視図である。 【図3】図3は図2におけるIII矢視図である。 【図4】図4は図3におけるIV矢視の要部を示した図である。 【図5】図5は同実施例の第二使用状態の斜視図である。 【図6】図6は同実施例の第三使用状態の斜視図である。 【図7】図7は同第二実施例の斜視図である。 【図8】図8は同第三実施例の斜視図である。 【図9】図9は同第四実施例の斜視図である。 【図10】図10は同第五実施例の斜視図である。 【図11】図11は同第五実施例の使用状態図である。 【符号の説明】 A … A方向 B … B方向 C … C方向 M … 運転者(使用者) S … 背凭れ用シート部材 h … 高さ k … 横辺の長さ k1 … 上辺の横方向の長さ k2 … 下辺の横方向の長さ t1 … 左側縦方向の厚さ t2 … 右側縦方向の厚さ 10 … クッションシート材 11 … 左肩載置部 12 … 表面 13 … 左側下端隅 14 … 右側上端隅 15 … 裏面 16 … 湾曲 20 … 車両(自動車)の座席 21 … 着座部 22 … 背凭れ部 30 … 家庭用椅子 32 … 家庭用椅子の背凭れ部 40 … 事務用椅子 42 … 事務用椅子の背凭れ部 |
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【図3】![]() |
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【図11】![]() |