健康・医療
【発明の名称】ストーマ装具交換時用具
【出願人】
【識別番号】503217303
【氏名又は名称】渡邉 清吉
【住所又は居所】埼玉県北足立郡伊奈町栄6−117−1−205
【代理人】
【弁理士】
【識別番号】100085866
【氏名又は名称】染谷 廣司
【発明者】
【氏名】渡邉 清吉
【住所又は居所】埼玉県北足立郡伊奈町栄6−117−1−205
【要約】
【課題】
ストーマ装具(排泄物収容袋と該袋取り付け用のフランジ)を交換する際の用具。
【手段】
1は基体、3は頂板、5は脚片、10は排泄管、11は固定ストッパ、12は排泄管10を下方に押し下げるスプリング、13は排泄管10の下端の位置を定める移動式ストッパであり、頂板3の中央部には排泄管挿通孔2が、脚片5,5の各下端には外方突出部4が、それぞれ設けられている。交換時には、古いストーマ装具を除去し、ストーマ周辺の皮膚面を洗浄した後、基体1を腹部に乗せ、排泄管10の下端をストーマに差し込み、排泄物のストーマ周辺への漏出を防止し、この状態で基体1を固定し、ストーマ周辺の皮膚面の乾燥後、排泄管10の下端部に予め取り付けた新しいフランジを排泄管10に沿って移動させてストーマ周辺の皮膚面に貼り付ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
中央部に排泄管挿通孔を設けた頂板と下端に外方突出部を設けた左右2本の脚片とを具えた基体の前記排泄管挿通孔に、下端をストーマ差し込み口とし、上端を排泄物排出口とした排泄管を挿通し、該排泄管の、前記頂板より下方の部分に固定ストッパと排泄管を下方に押し下げるスプリングを、頂板より上方の部分に排泄管の下端位置を定める移動式ストッパを、それぞれ装着したことを特徴とするストーマ装具交換時用具。
【請求項2】
左右の脚片の下端間に半割りリング状の座体を取り付けた請求項1記載のストーマ装具交換時用具。
【請求項3】
排泄管の固定ストッパーの下方にフランジ圧接板を着脱自在に取り付けた請求項1または2記載のストーマ装具交換時用具。
【請求項4】
排泄管の排泄物排出口に排泄物排出チューブ接続用ソケットを着脱自在に取り付けた請求項1〜3記載のストーマ装具交換時用具。
【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排泄物排出用のストーマに装着されたストーマ装具(排泄物収容用袋と該袋取り付け用のフランジ)を交換する際の用具に関するものである。
【従来の技術】
ストーマ装具を交換するときは、古いストーマ装具を除去した後、ストーマ周囲の皮膚面をきれいに洗い、皮膚面が乾いた後、新しいフランジを貼り付け、このフランジに排泄物収納袋を取り付ける、という態様で作業を行うが、この一連の作業の皮膚面を洗ってから新しいフランジの貼り付けが終わるまでの間において、ストーマから排出された排泄物でストーマ周囲の皮膚面が汚れると困るので、従来は、綿棒や丸めたガーゼで排泄物を吸い取らせる等の手段で排泄物の漏出を防止するようにしていたが、このようにしながら交換作業をするのは大変であり、作業をする人(本人や介護人)の負担が多大であった。
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題、すなわち、本発明の目的は、前記実情に鑑み、ストーマ装具交換時の作業、特に、ストーマ周囲の皮膚面を乾燥させて新しいフランジを貼り付ける作業を、排泄物の漏出で邪魔されることなく、比較的容易に行うことができるようにするストーマ装具交換時用具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1に係る発明のストーマ装具交換時用具では、中央部に排泄管挿通孔を設けた頂板と下端に外方突出部を設けた左右2本の脚片とを具えた基体の前記排泄管挿通孔に、下端をストーマ差し込み口とし、上端を排泄物排出口とした排泄管を挿通し、該排泄管の、前記頂板より下方の部分に固定ストッパと排泄管を下方に押し下げるスプリングを、頂板より上方の部分に排泄管の下端位置を定める移動式ストッパを、それぞれ挿設している。
なお、請求項2の発明のように、前記請求項1に係る発明のストーマ装具装着用具における左右2本の脚片の下端間に半割りリング状の座体を取り付けてもよく、また、請求項3の発明のように、前記請求項1,2に係る発明のストーマ装具装着用具における排泄管の固定ストッパーの下方にフランジ圧接板を着脱自在に取り付けてもよく、また、請求項4の発明のように、前記請求項1〜3に係る発明のストーマ装具装着用具における排泄管の排泄物排出口に排泄物排出チューブ接続用ソケットを着脱自在に取り付けてもよい。
【発明の実施の形態】
本発明(請求項1〜4に係る発明)の実施の形態を図面に基づいて説明すると、基体1は基本的に、中央部に排泄管挿通孔2を設けた頂板3と下端に外方突出部4を設けた左右1対の脚片5,5とで構成されるが、図示のように脚片5,5の下端間に半リング状の座体6を取り付けてもよい。
図の場合は、頂板3の排泄管挿通孔2に比較的短い案内管7が上向きに突設され、この案内管7に、下端をストーマ差し込み口8とし、上端を排泄物排出口9とした排泄管10が挿通されている。
そして、排泄管10の、頂板3より下方の部分にはリング状の固定ストッパ11と螺旋状のスプリング12が、また、頂板3より上方の部分には切欠リング状の移動式ストッパ13が、それぞれ装着され、排泄管10は固定ストッパ11と頂板3との間で圧縮されたスプリング12の反発力で下方に押し下げられ、その下端は図示のように脚片5の下端よりも若干上方に位置するようになっているが、この排泄管10の下端の位置(レベル)は、案内管7の上端に当接している移動式ストッパ13を排泄管10に沿って動かすことにより調節が可能である。
前述のような本発明のストーマ装具交換時用具を用いて、ストーマ装具の交換を行うときは、予め、脚片5の外方突出部4に絆創膏等の固着材の中央部を貼り付けるとともに、排泄管10の固定ストッパ11より下方の部分に新しいフランジを、接着面を下にして同心状に取り付けておき、ストーマから古いストーマ装具を除去して、ストーマ周囲の皮膚面を洗浄した後、直ちに基体1を腹部の上に乗せて、排泄管10のストーマ差し込み口8をストーマに差し込み、排泄管10の下端をストーマ周囲の皮膚面に密接させて、ストーマから排出される排泄物(主として尿)が排泄管10内に入って外に漏れないようにしてから、脚片5の外方突出部4に予め貼り付けておいた絆創膏等の固着材の両端部を腹部の皮膚面に貼り付けて、基体1を安定状態にするが、この場合、前述の座体6を設けると基体1の安定度が向上する。
前述のようにしてストーマ周囲の皮膚面の乾燥を待ち、乾燥したら、排泄管10に予め取り付けたしいフランジを排泄管10に沿って下方に移動させ、皮膚面に押し付けて貼り付け、確実に接着されたことを確認した後、基体1を除去し、フランジに排泄物収納袋を取り付ける。
次に、図1において、14はフランジ圧接板、15は排泄物排出チューブ接続用ソケットであり、これらは必要に応じて排泄管10に着脱自在に取り付けられる付属品である。
フランジ圧接板14は、中央部に排泄管10に差し込むための孔16が設けられ、また、下面に図3に示すように圧接力増大用の突出部17が形成されており、これを使用するときは、新しいフランジと重ねて排泄管10の下端部に取り付けておき、新しいフランジの貼り付け時に、これで新しいフランジを皮膚面に押し付けるが、この際、突出部17がフランジにまんべんなく当たるようにフランジ圧設板14を少しずつ回転させるのがよい。
排泄物排出チューブ接続用ソケット15は、排泄管10の上端の排泄物排出口9に適宜長さの排泄物排出チューブを接続するときに使用されるものであり、寝ながらストーマ装具の交換を行う場合等に便利である。
なお、寝ながらストーマ装具の交換を行う場合は、バンド類で基体1を固定するのが好ましく、その固定は、図1に示す脚片5の湾曲部18に予め、ファスナーテープ取り付けておき、これを利用して行うのがよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のストーマ装具交換時用具の正面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】フランジ圧接板の断面図である。
【符号の説明】
1:基体、2:排泄管挿通孔、3:頂板、4:外方突出部、5:脚片、6:座体、7:案内管、8:ストーマ差し込み口、9:排泄物排出口、10:排泄管、11:固定ストッパ、12:スプリング、13:移動式ストッパ、14:フランジ圧接板、15:排泄物排出チューブ接続用ソケット、16:孔、17:突出部、18:湾曲部。
【図1】
【図2】
【図3】


 
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■特長
 @フランジ等の貼付まで
 ストーマ周囲の皮膚面をきれいに洗った後、装着用排泄管をストーマに被せるだけで、皮膚の乾燥まで自然に排尿ができ、補装具装着もカンタン。
(面倒な綿棒等での吸い取りが不要です)
 Aフランジ等の位置決め
排泄管ガイドによりストーマを中心に位置を決定。均等貼付が可能。
(目視による位置決め不要)
 Bフランジ等の貼付
フランジ圧接板を2〜3回廻しながら圧迫することにより完全貼付が可能。
(指での圧迫よりはるかに密着度が高い)

以上の通り、乾燥から貼付までが簡単、確実。しかも安定した装着ができるので、一度使用したら手放せなくなる便利で優れた「装着用具」です。