健康・医療
【考案の名称】手摺
【実用新案権者】
【識別番号】305035738
【氏名又は名称】飯島 富蔵
【住所又は居所】長野県佐久市前山69番地5
【考案者】
【氏名】飯島 富蔵
【住所又は居所】長野県佐久市前山69番地5
【要約】
【課題】
トイレあるいは浴室に設置される手摺は棒状のものを、水平あるいは垂直に設けるのが一般的であり、角部にぶつかった際の危険性など不具合がある。本考案は、利便性と安全性の高い手摺を提供することを課題とする。
【解決手段】
前記、課題を解決するために、本考案は端部を設けない形状の手摺であって、少なくとも一部分を半円形状で構成することを特徴とする手摺で、円形状や楕円形状の手摺を提供して、利用者が自然の体勢で掴める範囲を拡げた利便性と、ぶつかった際の危険を少なくする安全性を向上した手摺である。
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
外周に端部や角部を設けない形状の手摺であって、少なくとも一部分を半円形状で構成することを特徴とする手摺。
【請求項2】
形状を円形で構成したことを特徴とする請求項1に記載の手摺。
【請求項3】
手摺中心部から手摺部材を放射状に配したことを特徴とする請求項1及び請求項2に記載の手摺。
【請求項4】
木製から成る、2個ないし16個の分割部材の組み合せにより構成されたことを特徴とする請求項1ないし請求項3に記載の手摺。
【考案の詳細な説明】
【技術分野】
本考案は、トイレや浴室内で特に高齢者等が腰を落とす時や、立ち上がる際の補助として利用される、壁面に固定する手摺に関する。
【背景技術】
従来、トイレあるいは浴室に設置される手摺は棒状のものを、水平あるいは垂直に設けたのが一般的である。この種の手摺は掴む範囲が狭く又、高さなど位置も固定のため利用範囲が限定され、特に不特定多数の利用者が使用する施設等では、手摺に合わせた無理な体勢で使用する場合もあり、身体を支えきれない等利便性悪く又、棒状の端部に利用者がぶつかる等の危険性もある。このため、掴む範囲の拡大や、危険防止を解決する手段として、下記文献の発明「手摺」が提案されている。
【特許文献1】
特開2001−146829号公報
【考案の開示】
【考案が解決しようとする課題】
施設などのトイレ、浴室は不特定多数の高齢者や身体不自由者が利用するため、利用者の手摺の利便性を高める必要性から、前記、特許文献の「手摺」が提案されている。しかしながら本提案は三角形状のため角隅部で掴める空間が狭く又、端部である角部に、ぶつかった際の危険性など不具合がある。本考案は、利便性と安全性の高い手摺を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
前記、課題を解決するために、請求項1に記載の考案は、外周に端部や角部を設けない形状の手摺であって、少なくとも一部分を半円形状で構成することを特徴とする手摺。
請求項2に記載の考案は、形状を円形で構成したことを特徴とする手摺。
請求項3に記載の考案は、前記、外周に端部や角部を設けない形状の手摺であって、少なくとも一部分を半円形状で構成する手摺や、円形形状の手摺の中心部から手摺部材を放射状に配したことを特徴とする。
請求項4に記載の考案は、前記、外周に端部や角部を設けない形状の手摺であって、少なくとも一部分を半円形状で構成する手摺や、円形形状の手摺の中心部から手摺部材を放射状に配したことから成る手摺を、木製から成る2個ないし16個の分割部材の組み合せにより構成されたことを特徴とする。
【考案の効果】
本考案は、次のような効果が得られる。請求項1ないし請求項2に記載されている考案は、外周に端部や角部を設けない形状の手摺であって、少なくとも一部分を半円形状で構成することを特徴とする手摺であり、例えば、円形や楕円形の形状である。従来の棒状や三角形状の手摺は、端部や角部に利用者の身体をぶつけた際の危険性が高く又、この種の手摺は掴める範囲が狭く、高さなど位置も固定ため、特に不特定多数の利用者が使用する施設等では、手摺に合わせた無理な体勢で、身体を支えきれない場合があり利便性に欠けている。本考案の手摺は、外周に端部や角部を設けないため、例えば身体をぶつけた際の危険性が少なく又、半円形状を伴うループ形状のため、手で掴まれる等、利用者に合わせた位置で掴み易く、無理のない体勢で身体を支えられる等、利便性の向上となる。
請求項3に記載されている考案は、前記、外周に端部や角部を設けない形状の手摺であって、少なくとも一部分を半円形状で構成する手摺や、円形形状の手摺の中心部から手摺部材を放射状に配したことを特徴とする手摺であり。放射状に配した手摺部材を付加することにより、手摺の掴める範囲を拡大して、更に利便性を高め、又、身体を支えるための強度、剛性に優れた信頼性の高い手摺となる。
請求項4に記載の考案は、木製から成る、2個ないし16個の分割部材の組み合せせにより、構成されたことを特徴とする手摺であり、例えば、前記、円形形状の手摺を1個の部材で製作の場合、部材の加工時間と加工材料の無駄部分が多く製作費用が高くなる。本考案は、前記、外周に端部や角部を設けない形状の手摺であって、少なくとも一部分を半円形状で構成する手摺や、円形形状の手摺を木製の分割部材を組み合わせるもので、分割部材の製作は無駄な材料が少なく、加工時間も短いため制作費を低減できる。
【考案を実施するための最良の形態】
以下、本考案に係わる手摺の実施の形態について、図面を参照して説明する。実施例の一つである円形状手摺1と楕円形状手摺2は、外周に端部や角部を設けない、少なくとも一部分を半円形状で構成される手摺であって、取付け具3でトイレ等、利用される場所の壁面4に設置される。本実施例はトイレ壁面4と対向壁面4aの両壁面に円形状手摺1の設置を示したが、一壁面への設置でもよい。このように構成された手摺は掴める範囲が拡がり、また、両手で掴むこともでき、無理のない体勢で身体が支えられる。更に、外周に端部や角部を設けないため、身体がぶつかった場合でも危険性の少ない、利便性と安全性を向上させた手摺である。円形状手摺1と楕円形状手摺2の断面形状は円形や楕円形等、角部のない形状が好ましく又、手摺を握りやすくするため、所定の間隔で球面溝5を設けるとよい。
また、本考案の他の実施例として、円形状手摺1及び楕円形状手摺2の中心部材8、9から手摺1,2に向かって手摺部材6,7を放射状に配し、端部10は円形状手摺1及び楕円形状手摺2と嵌合している。手摺部材6,7の他端は中心部材8,9に嵌合されている。このように構成された手摺は掴める位置や範囲が拡大され、更に利便性が高まる。又、身体を支えるための強度、剛性に優れた信頼性の高い手摺となる。さらに、他の実施例は円形状手摺1と楕円形状手摺2を製作面から分割部材の組み合せで構成するもので、円形状手摺1を8個の分割部材11で組み合せたもので、所定の曲線の棒状に加工された、分割部材11の端部12は手摺部より細く加工されており、他端は細く加工された端部12が挿入される嵌合穴が加工されている。このように加工された8個の分割部材11を連結し、組み合せて円形状手摺1を構成する。組み合せの際、端部12、及び挿入する嵌合穴は所定の接着剤で連結を強固にすることも可能になる。以上と同様に楕円形状手摺2も所定の形状に加工された分割部材14の連結で構成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の円形状手摺と取付け具を配した正面図。
【図2】 本考案の楕円形状手摺の正面図。
【図3】 本考案の円形状手摺と取付け具を配した側面図。
【図4】 球面溝を加工した、円形状手摺の部分図。
【図5】 本考案の円形状手摺をトイレ両壁面に取付け具で設置した概略図。
【図6】 本考案の中心部から放射状に手摺部材を配した円形状手摺の正面図。
【図7】 本考案の中心部から放射状に手摺部材を配した楕円形状手摺の正面図。
【図8】 本考案の分割部材を連結して構成される円形状手摺の正面図。
【図9】 本考案の分割部材を連結して構成される楕円形状手摺の正面図。
【符号の説明】
1 円形状手摺
1a 円形状手摺
2 楕円形状手摺
3 取付け具
4 壁面
4a 壁面
5 球面溝
6 手摺部材
7 手摺部材
8 中心部材
9 中心部材
10 端部
11 分割部材
12 端部
13 分割部材
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】