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| 【考案の名称】親水施設(ビオトープ)用雨水管渠 【実用新案権者】 【識別番号】506029495 【氏名又は名称】石川 精一 【住所又は居所】福岡県北九州市戸畑区牧山二丁目12番地405号 【考案者】 【氏名】石川 精一 【住所又は居所】福岡県北九州市戸畑区牧山二丁目12番地405号 【要約】 【課題】 今は、雨水を速やかに流すだけの機能しか持っていない住宅や施設等の雨水管渠を、本来の機能に加え、昔のように、メダカ等がいて、草花が生える、身近に親しめる親水施設(ビオトープ)を提供すること。 【解決手段】 従前の雨水管渠を、動物が棲息したり植物が生育できるように、雨水等の流れの最下流側付近に堰等を設けた親水施設(ビオトープ)用雨水管渠に換えることによって、雨水等を貯留及び流し、メダカ等が棲み、草花が生える空間を創出する。 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 雨水の排除が速やかに行われるように、十分な勾配及び断面積を持つ、内部が空洞の直方体や円柱形をした開渠あるいは暗渠で、雨水管渠として住宅や施設に設置することによって、雨水の排除だけでなく、雨水や貯留水、河川水、湧水、水道水、風呂の残り水(以下「雨水等」という)の貯留をも行うために、雨水等の流れの最下流側付近に堰を設けた親水施設(ビオトープ)用雨水管渠。 【請求項2】 前記載の堰は、 (1)腐食しにくく丈夫な材質でできており、雨水等が十分貯留できるよう雨水等の流れの最下流側付近に、水洩れがないように取り付けられている。 (2)最大量の雨水等が貯留した場合に、雨水管渠の全内部空間のうち、貯留雨水等の部分を除いた空間で、雨水の排除が速やかに行われる高さである。 (3)メダカやフナ、ドジョウ、ザリガニ、アメンボウ、ゲンゴロウ、カエル(以下「メダカ等」という)が流されないように、金網やプラスチック製網を堰に取り付けられるよう網支えがある。 以上の構成からなる堰を設けた請求項1に記載の親水施設(ビオトープ)用雨水管渠。 【考案の詳細な説明】 【技術分野】 本考案は、下水道法等で定められた勾配及び断面積等の雨水管渠としての構造及び機能を有するとともに、雨水等が貯留及び流れることによって、メダカ等が棲み、草花が生える空間を身近に創出するための、雨水等の流れの最下流側付近に堰や金網、プラスチック製網、窪み等(以下「堰等」という)を設けた親水施設(ビオトープ)用雨水管渠に関する。 【背景技術】 従来、雨水管渠は、雨水を速やかに流すため、5年あるいは10年間の最大降雨量を想定した計画雨水量に基づいて、勾配や断面積等が設計されている。従って、堰等の障害物は無く表面も平らで、草花が生えたり、土砂等が溜まらないような構造をしている。 一方、特に都市では、自然環境の要求が高まり、河川や学校等に親水施設(ビオトープ)が設けられ、地域コミュニティーや環境教育、憩いの場となっている。また、自宅においても、メダカや熱帯魚を水槽で飼ったり、身近に親水施設(ビオトープ)を設ける風潮にある。 処で、現在、雨水管渠が敷かれている所は、昔は、草花の生えた溝やせせらぎがあって、メダカ等がいて、子供が遊んでいた。 【考案の開示】 【発明が解決しようとする課題】 雨水排除のみを目的とした雨水管渠に、本来の機能に加え、昔のように、メダカ等がいて、草花が生える、身近に親しめる親水施設(ビオトープ)を提供する手段は提案されていない。 【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するための本考案は、既存の雨水管渠に換えて、雨水等の流れの最下流側付近に堰等を設けた雨水管渠を用いることによって、本来の機能に加え、雨水等を貯留及び流し、草花が生え、メダカ等が棲める空間を創出する方法である。 【考案の効果】 本考案によれば、身近に親水施設(ビオトープ)を楽しめ、子供の情操教育に役立ち、また、高齢者の楽しみを作る。 自分たちの家の前の親水施設(ビオトープ)を共同で世話することになり、本雨水管渠が水源から排出先までのコミュニティーの動脈の役割を果たす。 雨水管渠への水の排出やゴミに気を配り、また、親水施設(ビオトープ)の浄化力もあるので、雨水管渠の排出先である河川や海域等の汚濁防止に繋がる。 土砂等が途中で止まり、皆が監視、世話をするので、雨水管渠本管の洗浄回数が減少する。 防火用水としても使用できる。 不動産価値があがる。 【考案を実施するための最良の形態】 本考案は、図1のように、雨水管渠の雨水等の流れの最下流側付近に堰を付けることにより、図2のように、水を貯留及び流すことができる。 本堰は、本雨水管渠と同等またはその他の丈夫な材質でできており、雨水等が十分貯留できるよう雨水等の流れの最下流側付近に、水洩れがないように取り付けられている。 本堰の高さは、最大量の雨水等が貯留したときに、本雨水管渠の全内部空間のうち、貯留雨水等の部分を除いた空間が下水道法等で定められた雨水管渠としての構造及び機能を十分満足するものとする。 本堰にはメダカ等が流されないように、金網やプラスチック製網等を堰に取り付けられるよう網支えを設ける。 また、本雨水管渠を自然石で作ったり、動物が棲息したり植物が生育するための土壌が溜まる窪みを底や内側壁に付けるなどの工夫も考えられる。 水源としては、雨水や貯留水、河川水、湧水、水道水、風呂の残り水等を用いる。 現在、河川や海域の汚濁防止のために、合流式を分流式に変えているが、この際に、親水施設(ビオトープ)をも考慮した本雨水管渠を採用すべきである。 水源から排除先まで関連するので、関係者皆の同意、協力が必要。 【産業上の利用可能性】 本雨水管渠は、図1に示すように、雨水等の流れの最下流側付近に堰及び網支えを設けた構造をしており、図2に示すように、従前の雨水管渠と同様に設置して用いる。 【図1】 親水施設(ビオトープ)用雨水管渠を示した正面図、平面図及び側面図である。 【図2】 親水施設(ビオトープ)用雨水管渠及び網を設置した図である。 【符号の説明】 図1及び図2で示す符号を示す。 1 雨水管渠 2 堰 3 網支え 4 金網又はプラスチック製網等 5 水 6 雨水等の流れの方向 |
【図1】![]() |
【図2】![]() |
【図3】![]() |
【図4】![]() |