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【発明の名称】SDGs導入システム
【出願人】
【識別番号】522045431
【氏名又は名称】久保田 麻美
【住所又は居所】愛知県名古屋市中川区かの里1丁目93-6
【発明者】
【氏名】久保田 麻美
【住所又は居所】愛知県名古屋市中川区かの里1丁目93-6
【要約】 (修正有)
【課題】組織の潜在的にSDGsに取り組んでいる項目、活動もわかり顕在的に「見える化」して、事業活動に落とし込み簡単に取り組みのできるSDGs導入システムを提供する。
【解決手段】ISO14001、ISO9001、ISO27001等それらをバラバラで取り組むのではなくサスティナブル(SDGs)の中にISO14001、ISO9001、ISO27001等の他、関心のある事業課題や社会課題、また、その他経営者が関心のある取り組みを事業活動に落とし込み合理的に取り組む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
企業や多種多様な組織にとって事業活動に負担をかけない合理的な取り組みができるSDGs導入システムです。
【発明の詳細な説明】
【発明が解決しようとする課題】
SDGsは認証登録制度ではないためSDGs取り組みのための規格もなくシステムが確立されていません。さまざまな方法で取り組みをされていますが中にはSDGsウォッシュと呼ばれている、やっているふりだけのところもあるようです。そしてSDGsは一般的に幅が広くとらえどころのないものと考えられています。そのため環境マネジメントシステムや品質マネジメントシステムの中に入れられるものでもありません。しかしサスティナブル(SDGs)の中に環境や品質又は事業課題や社会貢献(社会活動)を入れることは可能です。そのためISO14001やISO9001又ISO27001等を取得されている企業でも事業活動に負担をかけないさらに経営者などが興味のある目標の選定をすることができるインサイドアウトアプローチまたアウトサイドインアプローチからの目標決定をすることができます。一度組織の全体像を把握してから合理的な目標を選定する手法です。
【課題を解決するための手段】
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担をかけない合理的なSDGsの目標を導き出します。】
【発明の効果】
【ISO14001、ISO9001、ISO27001等を取得され取り組みをされている企業にとってはさらにSDGsの取り組みとなると事業活動に負担がかかります。その既存の活動に対しての取り組みをベースに目標を設定することで合理的に活動することができます。さらに経営者等が興味を持つ目標も探し出すことができ事業活動に落とし込むことが出来ます。事業活動に負担をかけず合理的にSDGsの取り組みが出来ます。】
【フォーマットの簡単な説明】
【SDGs17の目標関連表】について
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ではエネルギー使用量削減とはどんな項目、活動があるかという事を実施ポイントのところでみていきます。それは電気の削減、ガソリンの削減、重油の削減、
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項目、活動があるかというと自然エネルギーへの転換、自然エネルギーを売電し
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けることができます。では資源の使用量削減とはどんな項目、活動があるのかというとコピー用紙使用量の削減、梱包材使用量の削減、梱包フィルムの削減等が
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の購入、洗剤の購入、トイレペーパーなどの購入等があり、これはSDGsの17
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は発生量削減と廃棄物の管理に分けることができ、廃棄物の発生量削減とはどういう項目、活動があるかというと一般廃棄物の削減、産業廃棄物の削減があります。廃棄物の管理としてはどんな項目、活動があるかというと廃棄物処理法による保管基準の順守や3R(リサイクル、リデュース、リユース)の実施などがあります。
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での項目、活動をピックアップしていきます。このことで現在でも組織がSDGsの活動に無意識に携わっていることがわかります。その潜在的な活動を顕在的に「見える化」する作業になります。
【SDGs17の目標関連表】見本について
【SDGs17の目標関連表】の見本になります。
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先ほど「SDGs17の目標関連表」で説明した内容を基に今度は「SDGs活動リスト
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していきます。あくまでも「SDGs17の目標関連表」を参考にしても構いません。
(インサイドアウトアプローチ方法です。)
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課題を一つ二つ見つけ出し課題の内容に関する改善活動(取り組み)を考えていく作業です。例えば環境課題であれば環境に良い原材料(防錆剤、防錆油)の仕入れなどがあります。環境法令の順守が課題であれば「水質汚染防止法」や「産業廃棄物処理法」又「騒音振動規制法」の順守になります。事業課題であれば製品の不良が多い、人材不足又は従業員の意識向上などがあります。そして関心のある社会課題としては地域社会の持続発展、開発途上国の子供たちの命を守ること等。そしてそれぞれの課題がSDGs17の目標のどれに該当するのかを決めていきます。これは先ほどの棚卸法に対してまた違った角度から環境課題や事業課題そして社会課題を探していく方法です。(インサイドアウトアプローチ方法です。)
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次は「目標選定法」による目標探しをします。コンサルの初めに(特許請求項以外)SDGsとは何か又SDGs17の目標についてそれぞれ解説(パワーポイントにて)をしています。そしてSDGs17の目標について理解されたあと、SDGs17の目標から関心のある目標、取り組んでみたい目標を見つけていきます。例えば経営者で
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ク(働きがいのある人間らしい仕事)の提供や経済成長もとしては業績アップ、生
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う」では自社での商品開発又はメーカーと協力して設備の開発等があります。そして選んだ目標はSDGsの169のターゲットのどの分野に該当しているかを考慮します。これは後程コンサルタントの方で記載しても十分です。以上の取り組みにていろいろな角度やいろいろな方面からの目標探しをしていきます。(アウトサイドインアプローチ方法です。)
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【SDGs目標の決定】について
次は上記で実行した3通りの方法で洗い出した目標を絞り込み(【SDGs活動リス
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ら絞り込み記載していきます。それはどのリストのどのアルファベットなのか記載します。
そして決定された目標はコンサルタントにより後日「SDGs宣言」として作成されます。(こちらは各組織により相違があるので請求項以外とします)
【SDGs目標の決定】見本について
【SDGs目標の決定】の見本になります。
【SDGs課題・計画及び実績確認書】について
上記で決定された目標を「SDGs課題・計画及び実績確認書」へ落とし込んでい
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)SDGsのアイコン及び考慮した169のターゲットを記載し、具体的施策(取り組み方法):1.設備電源の空運転停止、エアコン温度の適正管理、不必要な照明の消灯など)を記載します。年間の目標数値、目標累計値、実績値、実績累計値、達成度、評価を記載します。
事業活動であれば不良の削減(基準年度比)そしてアイコンを添付し具体的施策としては1.工程管理表の順守2.朝礼による指示3.教育訓練等です。プロジェクトリーダーが不適合内容と修正対策を毎月確認します。トップマネジメントによる確認は4半期ごとに行います。そして評価はA(100%以上達成)、B(90%以上)、C(90%未満)です。この表は一年間を表していて毎年P(プラン:計画)、D(ドゥ:実行)、C(チェック:チェック)、A(アクション:見直し)を繰り返していきます。この「SDGs課題・計画及び実績確認書」はKES及びISO14001やISO9001又ISO27001等を取得されている企業などはその書類を代用しても全く構いません。重複して同じ書類を作ることは無駄でしかありません。上記の目標に入っていないものに関してのみここで管理をします。
【SDGs課題・計画及び実績確認書】見本について
【SDGs課題・計画及び実績確認書】の見本なります。
【SDGs修正・予防処置記録】について
SDGsの目標が達成されなかった月に実施する予防処置、修正処置を記録するフォーマットです。達成できなかった事象内容を記載し、原因を追究して対処し次に起こりうる不適合等を防止していきます。例えば廃棄物の発生量抑制について達成度が90%未満のC評価が2か月連続した多場合の原因は生産量が多かった月に新型コロナウィルスの感染により人材不足が重なり廃棄物の分別まで手が回らず廃棄物の廃棄量が増えてしまった等です。そして対処内容としてはこういったケースは通常時ではないため一時的に購買部等の応援をお願いし、分別のお手伝いをしてもらうことにより修正対策を行う等の内容を記載するフォーマットになります。完了予定日も記載し完了日は完了してから記載します。完了印を押すことにより完結となります。この書類もKESやISO14001やISO9001又ISO27001等の目標になっているものに関してはそちらの書類を代用してもまったく問題はありません。
【SDGs修正・予防処置記録】見本について
【SDGs修正・予防処置記録】の見本になります。
【SDGsレポート〈報告とコミュニケーション〉】について
一年間のSDGsの活動の実績を纏めていきます。環境目標、事業目標、社会目標すべて削減率or向上率で記載します。次年度への展開の欄は別紙「SDGsコミュニケーション議事録」の内容に基づき次年度の目標数値等を記載します。
【SDGsレポート〈報告とコミュニケーション〉】見本について
【SDGsレポート〈報告とコミュニケーション〉】の見本になります。
【SDGsコミュニケーション議事録】について
SDGsコンパスステップ5によるものです。P(計画)D(実行)C(チェック)A(見直し)のA(見直し)に値するものです。一年間の活動を通して自由に話し合い意見や感想を纏めるフォーマットです。この議事録の内容を基に「SDGsレポート【報告とコミュニケーション】」の次年度への展開へ目標数値の決定事項等を記載します。
【SDGsコミュニケーション議事録】見本について
【SDGsコミュニケーション議事録】の見本になります。
【発明を実施するための形態】
【世の中の全てのステークホルダー(企業、各種組織、商店、学校等)に対して周知につなげSDGsの活動へ展開します。】
【実施例】
【環境マネジメントシステム(ISO14001)や品質マネジメントシステム(ISO9001)等の審査に訪問した際に簡単にSDGsとは何か説明し周知へつなげる。又商工会議所などへの協力依頼や営業】
【産業上の利用可能性】
【SDGsは2015年に国連にて全会一致で採択された国際目標です。すべての国や行政、地方自治体で積極的に推進しており利用可能性に関しては高いと判断します。】
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