閉じる
飲食・調理
 
【考案の名称】組立用食物箱材及び組立食物箱
【実用新案権者】
【識別番号】305008134
【氏名又は名称】有限会社ダッツエンタープライズ
【住所又は居所】茨城県取手市野々井1582−3
【代理人】
【弁理士】
【識別番号】100059281
【氏名又は名称】鈴木 正次
【代理人】
【弁理士】
【識別番号】100108947
【氏名又は名称】涌井 謙一
【代理人】
【弁理士】
【識別番号】100117086
【氏名又は名称】山本 典弘
【代理人】
【弁理士】
【識別番号】100124383
【氏名又は名称】鈴木 一永
【考案者】
【氏名】日暮 直樹
【住所又は居所】茨城県取手市野々井1582−3 有限会社ダッツエンタープライズ内
【要約】(修正有)
【課題】
箱の全表面を蓋板で覆うことができるので、安心して室外へ持ち出すことができると共に、コップ挿入孔があるので、飲み物も同時に持ち出し、かつ片手で持ち運びできる。
【解決手段】
蓋板9を下側にした箱材の展開図において、底板の右側に、折線2aを介して二重側板3aを連設し、底板の左側に折線2cを介して側板3cを連設し、該側板に折線を介してコップ保持板を連設し、該コップ保持板に折線を介して底板上を仕切る仕切り板16を連設し、前記底板の下側に折線を介して側板を連設し、該側板に折線を介して、前記底板を覆う大きさ、形状の蓋板を連設し、該蓋板に前記コップ保持板のコップ挿入孔17に重なる面にコップ挿入孔を設け、前記底板の上側に折線2dを介して二重側板3dを順次連設する。
【選択図】
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
蓋板を下側にした箱材の展開図において、底板の右側に、折線を介して二重側板を連設し、底板の左側に折線を介して側板を連設し、該側板に折線を介してコップ保持板を連設し、該コップ保持板に折線を介して底板上を仕切る仕切り板を連設し、前記底板の下側に折線を介して側板を連設し、該側板に折線を介して、前記底板を覆う大きさ、形状の蓋板を連設し、該蓋板に前記コップ保持板のコップ挿入孔に重なる面にコップ挿入孔を設け、前記底板の上側に折線を介して二重側板を順次連設したことを特徴とする組立用食物箱材。
【請求項2】
コップ挿入孔は、中心部に小孔を設け、外周部に円形折線を設け、前記小孔から前記円形折線までの間に放射状切込み線を設けたことを特徴とする請求項1記載の組立用食物箱材。
【請求項3】
底板の四辺に夫々立上り側板を設けると共に、前記側板の一つに、前記底板を覆う蓋板を連設し、前記底板内を仕切板で少なくとも二つの収容部を設け、一方の収容部上をコップ挿入孔を有する台板で覆うと共に、前記蓋板の、前記台板のコップ挿入孔と対応する位置へコップ挿入孔を設けたことを特徴とする組立食物箱。
【請求項4】
底板の四辺に夫々立上り側板を設けると共に、前記側板の一つに、前記底板を覆う蓋板を連設し、前記底板内を仕切板で少なくとも二つの収容部を設け、一方の収容部上をコップ挿入孔を有する台板で覆うと共に、前記蓋板の、前記台板のコップ挿入孔と対応する位置へコップ挿入孔を設け、前記蓋板に対向する側壁は二重壁とし、該二重壁の頂部へ前記蓋板の挿入片を挿入掛止する掛止孔を設けたことを特徴とする組立食物箱。
【考案の詳細な説明】
【技術分野】
この考案は、少なくとも飯収容部、総菜収容部及びコップ保持部を設けた蓋付の組立用食物箱材及び組立食物箱に関するものである。
【背景技術】
従来仕切板を有する組立菓子箱及び組立弁当箱が広く知られており、使用されている。また紙箱を仕切板により二区分し、その一方を蓋板で被覆し、基板にコップ保持孔を設けた紙トレーの提案がある。
【特許文献1】
実用新案登録第3024099号
【考案の開示】
【考案が解決しようとする課題】
従来知られていた紙製トレーは、食物収容部と、コップ挿入孔を有するけれども、全体が露出しているので、食物を室外で運ぶことができない問題点があった。
また弁当箱は、蓋付きであるけれども、コップ挿入孔がないので、一方の手で弁当箱、他方の手でコップを持たなければならない問題点があった。
【課題を解決するための手段】
この考案は、組立箱材に、箱の蓋板と、その内側に設けた台板にコップ保持機能を持たせることにより、前記従来の問題点を解決したのである。
即ちこの考案は、蓋板を下側にした箱材の展開図において、底板の右側に、折線を介して二重側板を連設し、底板の左側に折線を介して側板を連設し、該側板に折線を介してコップ保持板を連設し、該コップ保持板に折線を介して底板上を仕切る仕切り板を連設し、前記底板の下側に折線を介して側板を連設し、該側板に折線を介して、前記底板を覆う大きさ、形状の蓋板を連設し、該蓋板に前記コップ保持板のコップ挿入孔に重なる面にコップ挿入孔を設け、前記底板の上側に折線を介して二重側板を順次連設したことを特徴とする組立用食物箱材であり、コップ挿入孔は、中心部に小孔を設け、外周部に円形折線を設け、前記小孔から前記円形折線までの間に放射状切込み線を設けたものである。
また他の考案は、底板の四辺に夫々立上り側板を設けると共に、前記側板の一つに、前記底板を覆う蓋板を連設し、前記底板内を仕切板で少なくとも二つの収容部を設け、一方の収容部上をコップ挿入孔を有する台板で覆うと共に、前記蓋板の、前記台板のコップ挿入孔と対応する位置へコップ挿入孔を設けたことを特徴とする組立食物箱であり、底板の四辺に夫々立上り側板を設けると共に、前記側板の一つに、前記底板を覆う蓋板を連設し、前記底板内を仕切板で少なくとも二つの収容部を設け、一方の収容部上をコップ挿入孔を有する台板で覆うと共に、前記蓋板の、前記台板のコップ挿入孔と対応する位置へコップ挿入孔を設け、前記蓋板に対向する側壁は二重壁とし、該二重壁の頂部へ前記蓋板の挿入片を挿入掛止する掛止孔を設けたことを特徴とする組立食物箱である。
前記考案において、仕切板を1つとし、飯の収容部及び総菜の収容部を設けたが、飯の収容部に仮仕切片を入れて、他物(例えば漬物など)を収容できるように二つ又は三つに分割することができる。
前記考案は、1枚の組立材(例えば紙板、ポリエチレン板など)で、1個の箱を組み立てる際の組立材及び組立箱に関するものであって、別製の箱又は紙片などを付設して更に区画を増加することを妨げない。
前記におけるコップ保持板のコップ挿入孔は円筒形(下が小径)を考慮し、中央に小孔を設け、その外側に円形折線を設けたが、円形折線はなくても、紙材の弾力によって、コップを保持できればよいことは当然である。
また放射状切込み線の数は、コップを保持するのに十分な弾力を得ればよく、例えば4本以上10本位となり、等間隔が好ましい。切込み線は、切り放してなくても、コップを挿入する際に切れる程度の深さにすることもできる。
前記コップ保持板は、蓋板と、台板の両方に設けられているが、蓋板のみに設け、台板は単なる小孔(コップの下部の入る径)とすることもできる。
また小径のコップと、大径のコップの両方に使用できるように、紙材に適度の弾力を付与する(適度の弾力の材料を用いる)ことが好ましい。
【考案の効果】
この考案によれば、箱の全表面を蓋板で覆うことができるので、安心して室外へ持ち出すことができると共に、コップ挿入孔があるので、飲み物も同時に持ち出し、かつ片手で持ち運びできる効果がある。
また一枚の紙材により組立できるので、納品(箱材)時はきわめて小容積であり、使用時の組み立ては需要者の手で行うので、納品者の手間を要せず、全自動製造が容易になるなどの諸効果がある。
【考案を実施するための最良の形態】
この考案は、底板の四辺に、折線を介して側板を連設し、この側板に必要な物(側板、台板、蓋板など)を連設したので、一枚の紙板から、一度に成形できる効果がある。
また、前記箱材を折線に沿って折り曲げることにより、箱体を組み立てることができるので、組立が容易であり、かつ箱が丈夫(全部連結しているから)にできる効果がある。
【実施例1】
この考案の実施例を図1に基づいて説明すると、底板1の四辺へ折線2a、2b、2c、2dを介して側板3a、3b、3c、3dを連設し、前記側板3aへ折線4aを介して折返し板5を連設し、前記側板3aの両側部に折線6a、6bを介して挿入片7、8を連設する。
前記側板3bに折線4bを介して蓋板9を連設し、蓋板9の一隅に、コップ10の挿入孔11を設けると共に、前記蓋板9の外縁へ挿入片9aを連設すると、前記挿入孔11には、中央部に小孔11aを設け、基部に折線11bを設け、折線11bから小孔11aに向かって放射状の切込み線11cが複数(例えば8本)等分に設けてある。
前記側板3cには、折線4cを介してコップ保持板12と、補強板13を連設し、コップ保持板12には、その二辺に折線14a、14bを介して補強板15と、仕切板16を連設し、コップの保持板12の中央部にコップ10の挿入孔17を設ける。該挿入孔17は、中央部に小孔17aを有し、周円部に折線17bを設け、折線17bから、小孔17aに向けて放射状の切込み線17cが複数(例えば8本)等分に設けてある。
前記側板3dには折線18a、18bを小間隔で設けると共に、折線18bへ折込片19a、19bを連設し、折込片19a、19bの外縁へ夫々突片21a、21bを設け、この考案の組立箱材20を完成した。図中22a、22aは突片21a、21bを挿入するための係止孔、23は蓋板9の挿入片9aを係止する係止孔である。
前記実施例は、飯と、総菜を収容し、かつコップを安定保持する為の最少部材について説明したが、これに仕切板、その他を付加して収容区を増加させることを妨げない。
【実施例2】
この考案の組立箱30は、前記組立箱材20を順次組み立てて完成する。図2、3において、矢示24、24のように、まず側板を直角に屈折し、ついで矢示25、25のように側板上の補強板を屈折し、更に矢示26のように、コップ保持板12を矢示27のように底板1と平行に折り曲げると共に、仕切板16をセットし、矢示28のように蓋板9を被冠すれば、図4のような組立箱30ができる。
前記実施例は、実施例1の組立箱材20を順次組み立てたもので、箱材に付属片が加われば、組立手順に多少の変動がある。前記実施例によれば、区画Aに飯を入れ、区画Bに総菜を入れることにより、弁当箱となり、これにコップを保持させれば、弁当箱兼用の片手持ち運びトレーとなる。
従ってドライブインその他簡易販売店などにおいて便利、かつ安全に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の展開図。
【図2】同じく組立中間斜視図。
【図3】同じく組立完了の開蓋斜視図。
【図4】同じく完成し、コップをつけた斜視図。
【符号の説明】
1 底板
2a、2b、2c、2d、4a、4b、6a、6b 折線
3a、3b、3c、3d 側板
5 折返し板
7、8、11、12 挿入片
9 蓋板
10 コップ
15 補強板
16 仕切板
17 挿入孔
【図1】
図1
【図2】
図2
【図3】
図3
【図4】
図4
写真1
写真2
〜商品企画書〜
 テイクアウト容器

組立用食物箱材及び組立食物箱

〒302−0034 茨城県取手市野ノ井1582−3
有限会社  ダッツエンタープライズ
代表取締役 日暮 直樹
TEL・FAX 0297−78−7689


当社は、石釜焼きピッツアのファーストフード店を経営しておりますが、その店でセットメニューを提案していこうと考た時、“ランチ感覚”や“お弁当感覚”で持ち帰れる容器があったらいいと考える中、この商品が生まれました。
例)当店の場合、石釜焼きピッツアが主力のお店で
A: ピッツア+ドリンク+ベイクドポテト
B: ピッツア+ドリンク+デザート
C: ピッツア+ドリンク+グラタン

などを作りました。女性の好きなポテトやグラタン、食後の甘いデザートなど食べやすく1つの箱にまとめることで大変喜ばれるヒット商品ができました。6坪のファーストフード店でありながら最高で285万円を売り上げることが出来ました。
この箱を使うことで、具体的にどのようなメリットが出ているか事例等を上げてみました。
【お客様にとって】
@とにかく持ち運びが楽で両手に手さげ袋を持ってふさがってしまうことなく、幼児でも持ち運べる。

A余分なゴミが出ず、材質がダンボールなの、で再利用しやすく、環境問題にも良い。

Bセットメニューでお買い得感があり、気軽に店に立ち寄る、来店動機も得られる。

C1つの箱の中に全部自分の好きな物3品を入れることで、洋風な自分だけの幕の内弁当が出来る。

D高速道路のサービスエリア(S・A)などで地方の名産の食べ物を買って車の中で食べようとしても、ちらかって車内が汚れるが、家族で一人一人ひざの上で広げられて、こぼさず・散らかさず・食べやすく 大変便利に使える。

デート中のカップルなども女性が助手席で気軽に食べられ、残してもふたが出来又、食べられ便利である。


【店側にとって】
@組み立て式でかさばらず運送や保管も楽。
 のりやテープ、ホチキスいらずで簡単組み立て。
A外装に店名のロゴやイメージデザインを印刷しやすい。オリジナルが宣伝になる。
Bどんなファーストフードでも包材のコストの問題は避けて通れない。紙袋も手さげ袋もいらない。
 グラタンやピザのプラスチックのふたもいらない。
 この箱だけで済んでしまう。
Cお好み焼きやタコ焼きなどのファーストフードが問題にしている客単価の低さを、1つの箱にドリンクを入れて、サイドアイテムの甘いもの(デザート)も入れることで客単価アップを図れる。
ドリンクやデザートを同じ場所で普通に売っていても袋がいっぱいで持っていくのがめんどくさいという事がなくなる
D産業祭や地方の祭、万博やイベント会場など人の集まる場所での飲食の場面では、大変優れた機能的なセットメニュー箱である。
ページtop へ