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飲食・調理
 
【発明の名称】鍋の吊り下げ収納具
【出願人】
【識別番号】507345077
【氏名又は名称】大辻 幸子
【住所又は居所】大阪府大阪市城東区野江4丁目9番11号
【出願人】
【識別番号】507345088
【氏名又は名称】大辻 利寿
【住所又は居所】大阪府大阪市城東区野江4丁目9番11号
【代理人】
【弁理士】
【識別番号】100074206
【氏名又は名称】鎌田 文二
【代理人】
【弁理士】
【識別番号】100087538
【氏名又は名称】鳥居 和久
【代理人】
【弁理士】
【識別番号】100112575
【氏名又は名称】田川 孝由
【代理人】
【弁理士】
【識別番号】100084858
【氏名又は名称】東尾 正博
【発明者】
【氏名】大辻 幸子
【住所又は居所】大阪府大阪市城東区野江4丁目9番11号
【氏名】大辻 利寿
【住所又は居所】大阪府大阪市城東区野江4丁目9番11号
【要約】
【課題】
蓋を被せた状態で把手付鍋を吊り下げることができ、蓋の収納場所を別に確保する必要がない鍋の吊り下げ収納具を提供する。
【解決手段】
台所の壁面や食器載せ棚等に対する鍋取り付け部材2に、把手付鍋Aの把手Bを係止するフック部材3と、前記フック部材3に対して下方に延出し、このフック部材3に吊り下げた把手付鍋Aに蓋Cを被せた状態で、前記蓋Cを把手付鍋Aに向けて押し付ける蓋押さえ部材4を設けた。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
鍋吊り下げ部分に吊下げ状に配置する鍋取り付け部材に、鍋の把手を係止することによってこの鍋を吊り下げ状にするフック部材と、前記フック部材に対して下方に延出し、このフック部材に吊り下げた鍋に蓋を被せた状態で、前記蓋を鍋に向けて押す方向に受けるための蓋押さえ部材を設けた鍋の吊り下げ収納具。
【請求項2】
上記鍋取り付け部材が上下に長い帯板を用いて形成され、この鍋取り付け部材に、上記フック部材よりも上部に位置し、鍋の周壁部分の開口端を差し込むことによってこの鍋を取付ける鍋差込み屈曲部を設けた請求項1に記載の鍋の吊り下げ収納具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
この発明は、周囲に把手を有する蓋付き鍋を、台所の壁面等に蓋を被せたままの状態で吊り下げて収納すると共に、必要に応じて片手鍋も同時に吊り下げて収納できる鍋の吊り下げ収納具に関する。
【背景技術】
炊事等に使用する鍋には、各種形態や大きさのものがあるが、蓋付きの両手鍋もその一つであり、一般的に両手鍋は、鍋の外周で軸心を挟む両側の位置に輪状のような把手を固定した構造になっている。
上記した蓋付きの両手鍋を使用しないときに収納する方法の一つとして、従来は、台所の壁面や鴨居、食器載せ棚等にフックのような吊り下げ具を固定しておき、この吊り下げ具に一方の把手を係止することで鍋を吊り下げ状にして収納することが行われている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のように、蓋付きの両手鍋を吊り下げ具に吊り下げて収納する場合、鍋に蓋を被せたままで吊り下げると蓋が落下することになり、蓋を被せたまま鍋を吊り下げることができないため、蓋は別の場所に収納しなければならず、蓋の収納場所を別に確保しなければならないという不便があると共に、吊り下げ収納した鍋は、上部開口が手前に向いていると、正面から見た場合に内側鍋底が見えることになり、このため、鍋の吊り下げ収納状態が見た目に不体裁となるという問題がある。
そこで、この発明が解決しようとする課題は、蓋を被せた状態で把手付鍋を吊り下げ収納することができ、蓋の収納場所を別に確保する必要がないと共に、手前側に蓋が向く吊り下げ状態とすることで、把手付鍋の吊り下げ収納状態を見た目に体裁よくすることができる鍋の吊り下げ収納具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するため、この発明は、鍋吊り下げ部分に吊下げ状に配置する鍋取り付け部材に、把手付鍋の把手を係止することによってこの鍋を吊り下げ状にするフック部材と、前記フック部材に対して下方に延出し、このフック部材に吊り下げた把手付鍋に蓋を被せた状態で、前記蓋を鍋に向けて押す方向に受けるための蓋押さえ部材を設けた構成を採用したものである。
上記鍋取り付け部材が上下に長い帯板を用いて形成され、この鍋取り付け部材に、上記フック部材よりも上部に位置し、鍋の周壁部分の開口端を差し込むことによってこの鍋を取付ける鍋差込み屈曲部を設けた構造とすることができる。
ここで、上記鍋取り付け部材は、上端部を台所の壁面や鴨居等の鍋吊り下げ部分に釘やビスで固定したり、針金や可撓条で吊り下げ状とし、この鍋取り付け部材の下端部にフック部材が一面側へ屈曲するよう一体又は別体に設けられている。
また、蓋押さえ部材は、被覆金属線や合成樹脂板、変形可能な金属板等を用いて上下に長く、鍋取り付け部材のフック部材が屈曲する面と反対側の面に上端が取付けられ、前記フック部材に対して下方に延出すると共に、把手付鍋に向かって少し湾曲するような形状になっている。
この蓋押さえ部材は、鍋取り付け部材に固定化してもよいが、把手付鍋の直径の変化に対応するため、鍋取り付け部材に対して上下に位置調整可能としてもよい。
上記鍋差込み屈曲部は、鍋取り付け部材の途中を、鍋取り付け部材の後面側に突出する二つ折り状に屈曲させることにより、この屈曲部分の対向面間に、鍋取り付け部材の前面側で開放する狭い溝を形成した構造となり、前記溝に向けて片手鍋の周壁部分の開口端を差し込むことによってこの片手鍋を取付けることができる。
【発明の効果】
この発明によると、蓋を被せた把手付鍋の把手をフック部材に係止して吊り下げ、蓋押さえ部材に蓋を当接させれば、把手付鍋は重心の関係で蓋押さえ部材側に傾くように吊り下がることで、この把手付鍋に被せた蓋は蓋押さえ部材に押し当たる状態で受けられ、丁度鍋側に押されるようになるので、蓋は把手付鍋に対して嵌まり合う部分の嵌合状態が保持されて落下することがなく、これによって、把手付鍋と蓋を同時に吊り下げた状態で収納することができ、蓋を別に収納する場所の確保が不要になる。
また、把手付鍋とこれに被せた蓋を同時に吊り下げた状態で収納することができるので、蓋を手前側に向ければ、鍋底の内部が見えなくなり、把手付鍋の吊り下げ収納状態を見た目に体裁よくすることができる。
更に、鍋取り付け部材のフック部材よりも上部の位置に、鍋の周壁部分の開口端を差し込むことによってこの鍋を取付ける鍋差込み屈曲部を設けることにより、この鍋差込み屈曲部によって鍋の吊下げ収納が可能になり、鍋差込み屈曲部がフック部材よりも上部に位置しているので、フック部材への把手付鍋の吊り下げと、鍋差込み屈曲部への片手鍋等の別の鍋の吊下げが同時に行なえ、鍋収納効率の向上が図れる。
【発明を実施するための最良の形態】
以下、この発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1と図2は、蓋を備えた把手付鍋Aの吊り下げ収納具の第1の実施の形態を示し、鍋の吊り下げ収納具1は、台所の壁面や鴨居、食器載せ棚等の鍋吊り下げ部分に配置する鍋取り付け部材2に、把手付鍋Aの一方把手Bを係止することによってこの把手付鍋Aを吊り下げ状にするフック部材3と、前記フック部材3に対して下方に延出し、このフック部材3に吊り下げた把手付鍋Aに蓋Cを被せた状態で、蓋Cを鍋Aに向けて押す方向に受けるための蓋押さえ部材4を設けて形成されている。
上記鍋取り付け部材2は、合成樹脂や折り曲げ可能な金属板を用いて上下に長い帯板状に形成され、上端部には、上記した鍋吊り下げ部分に釘やビスで固定したり、針金や可撓条で固定して、この鍋取り付け部材2を吊り下げ状の配置とするための小孔5が設けられている。
上記フック部材3は、把手付鍋Aの把手Bを上から落とし込んで係止すると、把手Bが安定よく納まるように、上向きU字状のように屈曲形成され、このフック部材3は、図示のように、鍋取り付け部材2と同一材料から一体に折り曲げ形成したり、別に形成したものを鍋取り付け部材2の下端部一面側に溶接、接着、ビス止め等で固定するようにしてもよく、鍋取り付け部材2に対して手前側と反対の後面側に突出する配置になっている。
上記蓋押さえ部材4は、被覆金属線や合成樹脂板、変形可能な金属板等を用い、上下に長い板状や枠状等の形状に形成され、鍋取り付け部材2に対してフック部材3が屈曲する面と反対側の面に上端が取付けられ、前記フック部材3の下面よりも下方に所定長さだけ延出する長さになっていると共に、図示の場合、下端部がフック部材3の側に変移するよう、フック部材3に吊り下げた把手付鍋Aに向かって少し湾曲するような形状に形成されている。
この蓋押さえ部材4は、上記のような湾曲形状だけでなく、吊り下げんとする把手付鍋Aの把手Bの形状や大きさ、把手付鍋Aの上端縁に対する把手Bの位置関係に合わせて、上下方向に直線状の形状となるようにしたり、吊り下げた把手付鍋Aに対して反対側に向かって少し湾曲するような形状に形成するようにしてもよい。
図示の場合、この蓋押さえ部材4は、被覆金属線を上下に長い二又状に折り曲げて上下に長い枠状に形成し、その上端側を鍋取り付け部材2のフック部材3と反対側の面に重ね、押さえ具6とビス7及びナット8で固定するようにしたが、例えば、合成樹脂板、変形可能な金属板を用いて上下に長い帯板状にしたものでもよく、蓋押さえ部材4の下端には、蓋Cに当接するゴム等の滑り止め部材を設けるようにしてもよい。
また、蓋押さえ部材4は、図示のように、ナット8を緩めることで鍋取り付け部材2に対して上下に位置調整可能とし、下端部の蓋Cに対する押圧位置を変えることで、把手付鍋Aの直径の変化に対応できるようにしたり、鍋取り付け部材2に対して蓋押さえ部材4を把手付鍋Aの方向に対して揺動可能に取付け、その取付け部分にスプリングを設け、蓋押さえ部材4に把手付鍋Aの方向に向けた押圧弾性を付勢するようにしてもよい。
なお、吊り下げ収納具1の他の例として、図示省略したが、鍋取り付け部材2の下端に蓋押さえ部材4を下方に延びるよう同一材料から一体成形し、別体に形成したフック部材3を鍋取り付け部材2の下端一面側に固定した構造とすることもできる。
また、鍋取り付け部材2は、図示の場合、途中から上端をフック部材3と反対側に屈曲させたが、上下にストレートであってもよく、また、上端部を下向きに折り曲げて吊り下げることができるようにフック状としてもよい。
第1の実施の形態の吊り下げ収納具1は、上記のような構成であり、蓋を供えた把手付鍋Aを吊り下げ収納するには、台所の壁面や鴨居、食器載せ棚等に鍋取り付け部材2の上端を取付け、吊り下げ収納具1を上下垂直状の配置とする。
鍋取り付け部材2の上端は、台所の壁面や食器載せ棚等に対して小孔5を利用して釘やビスで固定したり、小孔5に通した紐や針金で吊り下げたり、鍋取り付け部材2の上端を下向きのフックに折り曲げて吊り下げるようにすればよい。
把手付鍋Aを吊り下げ収納するには、蓋Cを被せた把手付鍋Aを蓋Cが蓋押さえ部材4に臨む配置にし、把手付鍋Aの一方把手Bをフック部材3に上から落とし込んで係止することで吊り下げ、蓋押さえ部材4の下端部に蓋Cを当接させれば、把手付鍋Aは自重で垂れ下がって重心の関係から蓋押さえ部材4側に少し傾くような姿勢になるため、把手付鍋Aに被せた蓋Cは湾曲する蓋押さえ部材4の下端部に押し当てられることになる。
このように、蓋Cが蓋押さえ部材4の下端部に押し当てられることで、結果的に蓋Cは把手付鍋A側に押し付けられることになり、把手付鍋Aと蓋Cは把手付鍋Aの開口周縁と蓋Cの周囲段部の互いに嵌り合う部分の嵌合状態が安定よく保持され、把手付鍋Aに対して垂直の蓋Cは落下することがなく、これによって、把手付鍋Aと蓋Cを同時に吊り下げた状態で収納することができ、蓋Cを別に収納する場合の場所の確保が不要になる。
図3は、鍋吊り下げ部分の後方に空間がある場合の吊り下げ状態を示し、台所の壁面や鴨居、食器載せ棚等に対して、吊り下げ収納具1をフック部材3から下が空間に位置するように、かつこのフック部材3が後側に位置するように取付け、フック部材3に鍋Aを吊り下げると、蓋Cが手前側に向いた収納となり、把手付鍋Aの収納状態で鍋底の内部が見えなくなり、蓋Cに模様がある場合にこれが装飾となり、把手付鍋Aの吊り下げ収納状態を見た目に体裁よくすることができる。
また、図4は、鍋吊り下げ部分の後方に空間がない場合の吊り下げ状態を示し、台所の壁面や食器載せ棚等に、吊り下げ収納具1をフック部材3が手前側に位置するように取付け、フック部材3に把手付鍋Aを吊り下げると、鍋底が手前側に向いた収納となり、図3と図4の何れにおいても、把手付鍋Aとこれに被せた蓋Cを同時に吊り下げた状態で収納することができる。
なお、把手付鍋Aを取外すときは、把手付鍋Aと蓋Cを両手で保持して持ち上げ、フック部材3から把手Bを外せばよい。
次に、図5乃至図7は、鍋の吊り下げ収納具の第2の実施の形態を示している。なお、上記した第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
第2の実施の形態の鍋の吊り下げ収納具1は、全体を金属や樹脂を用いた一枚の帯状板で形成すると共に、フック部材3よりも上の位置に片手鍋Dを取付ける鍋差込み屈曲部11を設け、把手付鍋Aと片手鍋Dや取手のない鍋を同時に吊下げることができるようにしたものである。
この第2の実施の形態の蓋付き鍋の吊り下げ収納具1は、上下方向に伸びる鍋取り付け部材2の上端に小孔5を有する水平取付け板2aを直角に折り曲げ、鍋取り付け部材2の下端部に、後面側へ弧状に突出する略半円状のフック部材3を設け、このフック部材3の後端部に下向きの蓋押さえ部材4を設けると共に、前記鍋取り付け部材2の途中でフック部材3よりも上方の位置に、片手鍋Dや取手のない鍋を取付ける鍋差込み屈曲部11を設けた構造になっている。
上記鍋差込み屈曲部11は、鍋取り付け部材2の途中を後方に向けて突出する二つ折り状に屈曲させることにより、この屈曲部分の上下対向面間に、鍋取り付け部材2の前面側で開放する狭い溝12を形成した構造となり、前記溝12に向けて片手鍋Dや取手のない鍋の周壁部分の開口端を差し込むことによってこの片手鍋Dや取手のない鍋を取付けることができるようになっている。なお、鍋差込み屈曲部11の溝12は、吊り下げんとする鍋の周壁の厚みに合わせて間隔を設定すればよい。
この第2の実施の形態の鍋の吊り下げ収納具1は、上記のような構成であり、上述した第1の実施の形態と同様、台所の壁面や鴨居、食器載せ棚等に水平取付け板2aで鍋取り付け部材2の上端を取付け、吊り下げ収納具1を上下垂直状の配置とする。
把手付鍋Aは、図6のように、第1の実施の形態と同様、把手Bをフック部材3に引掛け、蓋押さえ部材4で蓋Cを押すように吊下げるようにする。
また、片手鍋Dや取手のない鍋は、図6と図7に二点鎖線で示すように、開口する周壁の一部を鍋差込み屈曲部11の溝12に差し込むようにすればよく、鍋差込み屈曲部11がフック部材3よりも上部に位置しているので、フック部材3に吊り下げた把手付鍋Aと干渉することなく片手鍋Dや取手のない鍋を吊下げることができ、片手鍋Dや取手のない鍋の吊下げ単用だけでなく、フック部材3への把手付鍋Aの吊り下げと、鍋差込み屈曲部11への片手鍋Dや取手のない鍋の吊下げを同時に行なうことにより、鍋収納効率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は吊り下げ収納具の第1の実施の形態を示す側面図、(b)は同正面図、(c)は同背面図
【図2】第1の実施の形態の鍋の吊り下げ収納具の斜視図
【図3】第1の実施の形態の鍋の吊り下げ収納具による鍋吊り下げ部分の後方に空間がある場合の鍋吊り下げ状態を示す正面図、(b)は同側面図
【図4】第1の実施の形態の鍋の吊り下げ収納具による鍋吊り下げ部分の後方に空間がない場合の鍋吊り下げ状態を示す正面図、(b)は同側面図
【図5】鍋の吊り下げ収納具の第2の実施の形態を示す斜視図
【図6】第2の実施の形態の鍋の吊り下げ収納具による鍋吊り下げ状態を示す側面図
【図7】第2の実施の形態の鍋の吊り下げ収納具による鍋吊り下げ状態を示す正面図
【符号の説明】
1 鍋の吊り下げ収納具
2 鍋取り付け部材
3 フック部材
4 蓋押さえ部材
5 小孔
6 押さえ具
7 ビス
8 ナット
11 鍋差込み屈曲部
12 溝
A 把手付鍋
B 把手
C 蓋
D 片手鍋
【図1】
図1 
【図2】
図2 
【図3】
図3 
【図4】
図4 
【図5】
図5
【図6】
図6
【図7】
図7
写真1 写真2
写真3 写真4
リーフレット
 
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