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| 【考案の名称】アクセサリー 【実用新案権者】 【識別番号】525440211 【氏名又は名称】淺沼 みき 【住所又は居所】東京都中央区佃3丁目3番3 ゼファー月島302 【代理人】 【識別番号】100173521 【弁理士】 【氏名又は名称】篠原 淳司 【考案者】 【氏名】淺沼 みき 【住所又は居所】東京都中央区佃3丁目3番3 ゼファー月島302 【要約】 (修正有) 【課題】長期安定性・耐久性が向上し、構造的な欠陥を防止し、美観を向上させる、レジン成形品を提供する。 【解決手段】毛、皮、爪または乳歯などの自然素材をレジンに封入してなるレジン成形品であって、以下の特徴(A)及び(B)を備え、長期安定性を有する前処理自然素材封入レジン成形品である。(A)封入された前処理自然素材が、油分が除去されたマット調の表面を有し、レジンとの接着性が向上している構造である。(B)封入された前処理自然素材が、完全乾燥処理、及び殺菌・脱臭処理が施されているため、水分残留によるカビや腐敗の発生が抑制された状態を維持している構造である。 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 毛、皮、爪または乳歯などの自然素材をレジンに封入してなるレジン成形品であって、以下の特徴(A)及び(B)を備えることを特徴とする長期安定性を有する前処理自然素材封入レジン成形品。 (A)封入された前処理自然素材が、油分が除去されたマット調の表面を有し、レジンとの接着性が向上している構造である。 (B)封入された前処理自然素材が、完全乾燥処理、及び殺菌・脱臭処理が施されているため、水分残留によるカビや腐敗の発生が抑制された状態を維持している構造である。 【考案の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 本考案は、毛、革、乳歯などの自然素材をレジン樹脂(エポキシ樹脂、UVレジン等)中に長期的に美しく保存・展示するための、アクセサリーや装飾品として利用されるレジン成形品に関する。 【背景技術】 【0002】 従来の未処理の自然素材を封入したレジン成形品には、以下のような長期保存における構造的・品質的な問題があった。 1.耐久性の欠如:封入素材の完全な乾燥不足(水分残留)が原因で、カビや腐敗が発生し、レジン成形品の内部から品質が劣化する現象が生じた。 2.黄ばみと変色:レジン硬化後の毛の黄ばみ、紫外線、酸化などが原因で変色が生じやすかった。 3.接着不良:未処理の毛には油分があり、毛の表面がテカリ、不自然な光沢を呈し、レジン液が素材に浸透しにくく、素材とレジンの界面で剥がれやひび割れが生じやすい構造であった。 4.気泡・収縮:封入素材の脱気処理が不十分であると、レジン硬化後の収縮や反りが生じ、レジン成形品の構造安定性を損なう要因となっていた。 【考案の概要】 【考案が解決しようとする課題】 【0003】 本考案は、上述した従来技術上の構造的・品質的な問題を解決するレジン成形品を提供することを課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本考案は、上記課題を解決するため、毛、皮、爪または乳歯などの自然素材をレジンに封入してなるレジン成形品であって、以下の特徴(A)及び(B)を備えることを特徴とする長期安定性を有する前処理自然素材封入レジン成形品を提供する。 (A)封入された前処理自然素材が、油分が除去されたマット調の表面を有し、レジンとの接着性が向上している構造である。 (B)封入された前処理自然素材が、完全乾燥処理、及び殺菌・脱臭処理が施されているため、水分残留によるカビや腐敗の発生が抑制された状態を維持している構造である。 【考案の効果】 【0005】 本考案にかかるレジン成形品は、封入された自然素材が特定の前処理を施されている構造を有することにより、以下の優れた効果を発揮する。 1.長期安定性・耐久性の向上:素材の完全乾燥および殺菌処理により、カビ、腐敗、黄ばみなどの長期的な劣化が抑制され、レジン成形品として長期間にわたり美しい状態を維持できる。 2.構造的な欠陥の防止:素材表面お油分除去によって、レジンとの密着性が高められるため、レジンと素材の間に隙間が生じにくく、剥がれやひび割れが少ない強固な構造となっている。 3.美観の向上:油分除去により素材がマットな表面になり、レジンが素材に浸透しやすくなることで、均一な光沢が得られ、素材本来の色を美しく表現できる。 【図面の簡単な説明】 【0006】 【図1】本発明にかかるレジン成形体の実施例の図 【考案を実施するための形態】 【0007】 [レジン成形品の構成要素] 本考案にかかる前処理自然素材封入レジン成形品は、主に以下の構成要素からなる。 1.レジン基材:透明度の高いエポキシ樹脂(エポキシレジン)またはUVレジンが使用される。 2.封入素材(前処理自然素材):毛、皮、爪、乳歯、またはパワーストーンなどの自然素材。 【0008】 [封入素材(自然素材)の構造的特徴を確立するための前処理] 本考案の最も重要な特徴は、レジンに封入される自然素材が、長期安定性を確保するために、以下に示される特定の物理的・化学的処理を経た構造を有している点にある。 【0009】 1.清浄・脱脂された表面構造 封入素材(特に毛や皮)は、レジンとの接着性を向上させ、表面の不自然なテカリや油分に起因する経時的な剥がれを防ぐため、徹底的に脱脂処理される。 ・洗浄:素材の表面に付着する油分や汚れを除去するため、ペット用シャンプー等を使用して洗浄し、油分を洗い落とす。 ・脱脂液浸漬:さらに、無水エタノールなどの脱脂液に1ー2分浸漬させる。この処理により自然素材の表面は油分が除去されたマット調となり、レジンとの接着性が大幅に向上した状態(テカリがなく、均一に整った状態)でレジンに封入される。 【0010】 2.殺菌・脱臭および完全乾燥構造 カビ、腐敗、臭気の発生といった長期劣化現象の原因となる要素を構造的に排除するため、素材は以下の処理を経る。 ・殺菌・脱臭:酵素系漂白剤などの薬液に2ー5分間程度浸漬させることで殺菌・脱臭処理が施され、衛生的な状態が保たれる。 ・完全乾燥:前処理後、素材はカビや腐敗の原因となる湿気が残留しないよう、最低でも24時間以上かけて、風通しの良い部屋で完全に乾燥される。湿気はカビの原因となるため、この完全乾燥構造の実現が必須である。 【0011】 3.レジンの種類と組成 レジン基材としては、透明度が高く、経時的に黄ばみにくいエポキシ樹脂を使用することが推奨される。 ・エポキシ樹脂を使用する場合、主剤(A液)と硬化剤(B液)を1:1の比率で正確に混合し、硬化させる構造が最良の形態である。この比率の厳守は、硬化不良や気泡の発生を防ぐために重要である。 【0012】 [レジン成形品の構造的配置と割合] レジン成形品の美観と安定した構造を保つため、封入素材の配置には以下の制限が設けられる。 ・封入割合:封入される自然素材(毛)の量は、レジン全体の体積の5ー10%以内に抑えることが推奨される。これにより、素材本来の色が美しく表現され、均一な仕上がりとなる。 ・配置:毛などの素材は、ピンセットを用いてよく広げ、薄くレジン液を流し込むことで美しく見せることができる。気泡が残らないよう配慮して封入される。 【0013】 [成形時の環境条件(構造的安定性確保の手段)] レジン成形品の構造の安定性と品質を確保するため、成形作業は、管理された環境化で行われることが望ましい。 ・温度:理想的な環境温度は、レジンの確実な硬化のために20ー25度程度である。 ・湿度:高湿度下では、水分や気泡が混入しやすくなるため、湿度は40ー60%以内に管理される。 ・硬化:エポキシ樹脂を使用する場合、成形品は24時間以上静置して完全に硬化される。UVレジンの場合はUV照射により硬化させる。 【0014】 [成形品の実施例] 本考案にかかるレジン成形品は、様々な形状に応用可能である。例としてペンダント、ネックレス、キーホルダー、指輪、ピアス、イヤリング、数珠(念珠)及びパワーストーンと組み合わせたアート的な配置の装飾品などがあげられる(図1参照)。 |
【図1】![]() |
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