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健康・医療
 
【考案の名称】健康器具
【実用新案権者】
【識別番号】318018025
【氏名又は名称】高野 孝淑
【住所又は居所】福岡県久留米市大善寺町宮本65-3
【代理人】
【識別番号】100156959
【弁理士】
【氏名又は名称】原 信海
【考案者】
【氏名】高野 孝淑
【住所又は居所】福岡県久留米市大善寺町宮本65-3
【要約】
【課題】 種々の使用者に対する調整を容易に行うことができ、また、初心者であっても種々の運動動作を容易に実施することができる健康器具を提供する。
【解決手段】 両脚部11の長手方向の中途位置には、使用者の腕の肘部を含みその近傍部分を支持するための肘受け部6が配設してあり、肘受け部6は両脚部11間に昇降可能に架設した帯板状の第1支持部材21によって互いに離隔接近可能に支持されている。両脚部11の前記第1支持部材21より天井部12側の位置には、第2支持部材32が両脚部11間に昇降可能に架設してある。第2支持部材32の正面には、短寸の帯板材を倒立L字状に成形してなる掛け回し部7が、横長長方形の各頂点の位置になるように固定してあり、両担持部5に上がった使用者はバンドを自身の両肩及び胸部並びに各掛け回し部7に、たすき掛けとなるように掛け回すようになっている。
【選択図】 図1
選択図
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
基台上に距離を隔てて互いに平行に立設した2本の棒状の脚部と、両脚部の長手方向へ移動可能に設けられ、使用者の両肘部をそれぞれ受ける2つの肘受け部と、両肘受け部より高い位置であって、両脚部間に脚部の長手方向へ移動可能に架設され、使用者の背部を支持する支持部材とを備えることを特徴とする健康器具。
【請求項2】
前記支持部材には、使用者の胸部を当該支持部材に固定するためのバンドを掛け回す掛け回し部が設けてある請求項1記載の健康器具。
【請求項3】
前記支持部材に4つの掛け回し部がそれぞれ、長方形の各頂点の位置になるように配設してある請求項2記載の健康器具。
【請求項4】
前記掛け回し部は倒立L字状に成形してなる請求項2又は3記載の健康器具。
【請求項5】
前記肘受け部は半円筒状の部材を横転L字状に形成してなる請求項1から4のいずれかに記載の健康器具。
【請求項6】
前記肘受け部の屈曲部には使用者の肘を嵌入させる凹部が設けてある請求項5記載の健康器具。
【請求項7】
前記肘受け部は両脚部の長手方向と直交する方向へ移動可能に構成してある請求項1から6のいずれかに記載の健康器具。
【考案の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は、ヒトの健康を向上させるための健康器具に関する。
【背景技術】
【0002】
ヒトの健康を向上させる健康器具が開発されている。
【0003】
図6は従来の健康器具の使用態様を説明する説明図であり、図中、110は外フレーム部材である。外フレーム部材110は、側面視がコ字状の2本の基体フレーム部材111,111を互いに距離を隔てて平行に配し、両基体フレーム部材111,111の先端を連結用フレーム部材112,112にて連結してなり、更に、両基体フレーム部材111,111の先端部であって、連結用フレーム部材112,112から少し距離を隔てた位置に縦フレーム部材114,114を介装させて構成してある。
【0004】
基体フレーム部材111,111を構成する支柱フレーム部111b,111bと前記縦フレーム部材114,114との間には横フレーム部材113,113が、基体フレーム部材111,111を構成する天井フレーム部111c,111c及び底フレーム部111a,111aと平行な姿勢で介装してあり、両横フレーム部材113,113の長手方向の略中央位置上には、使用者の肘部を支持する短冊板状の肘用支持部116,116が固着してある。
【0005】
前記両支柱フレーム部111b,111bの前記横フレーム部材113の高さ位置と略同じ高さ位置には、図示しない突起部が設けてあり、両突起部にそれぞれ掛け回した腰用バンドによって使用者の腰部を受ける腰受け部(共に図示せず)が支持されている。また、両支柱フレーム部111b,111bの前記底フレーム部111a,111aより少し高い位置にはそれぞれ、使用者Mの足を担持する平板状の担持部120,120が固定してある。
【0006】
一方、両支柱フレーム部111b,111bの前記突起部と略同じ高さ位置にはそれぞれ、背部用フレーム部材115,115の一端が回動可能に取り付けてある。両背部用フレーム部材115,115の他端側は天井フレーム部111c,111cの長手方向の略中央位置に介装させた当接用フレーム部117に当接するように延設してあり、背部用フレーム部材115,115の他端部には、2本の連結用フレーム部材115a,115aを架設して両者を連結してある。一方の連結用フレーム部材115aには引戻し機140から引き出されたワイヤ141が結合してあり、引戻し機140によって背部用フレーム部材115,115は鉛直方向へ引き戻されるようになっている。
【0007】
このような健康器具にあっては、使用者Mは担持部120,120に上がり、上半身を背部用フレーム部材115,115間に位置させた状態で、合成皮革製の帯状の固定具190を上半身及び両背部用フレーム部材115,115に掛け回して、固定具190の両端部を互いに結合させることによって、使用者Mの上半身を両背部用フレーム部材115,115に固定する。次に、使用者Mは両肘を肘用支持部116,116上に載置した後、両足を担持部120,120から脱離させる。そして、使用者Mは両肘で自重を支持した状態で、例えば、両脚を前後に動かし、又は腰を回動させる。このとき、使用者の腰部が健康器具の前述した腰受け部によって支持されているため、前述した両脚の運動動作、又は腰の運動動作を比較的円滑に実施することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】実用新案登録第3190441号公報
【考案の概要】
【考案が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、従来の健康器具にあっては、健康器具の腰受け部の高さ位置の調整が難しく、当該高さ位置が使用者Mに適合しない場合、運動動作中に使用者Mの臀部が腰受け部上に乗り上げてしまうことがあり、適切な運動動作が阻害される虞があった。また、腰受け部は腰用バンドを介して基体フレーム部材111,111に取り付けられているため、揺動可能である。このように、前述した両脚の運動動作、又は腰の運動動作等の起点となる部分が揺動可能であるため、かかる運動動作を行う際の力の入れ加減が不安定であり、初心者には適切な運動動作を行うことができない場合があるという問題があった。
【0010】
本考案は斯かる事情に鑑みてなされたものであって、種々の使用者に対する調整を容易に行うことができ、また、初心者であっても種々の運動動作を容易に実施することができる健康器具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
(1)本考案に係る健康器具は、基台上に距離を隔てて互いに平行に立設した2本の棒状の脚部と、両脚部の長手方向へ移動可能に設けられ、使用者の両肘部をそれぞれ受ける2つの肘受け部と、両肘受け部より高い位置であって、両脚部間に脚部の長手方向へ移動可能に架設され、使用者の背部を支持する支持部材とを備えることを特徴とする。
【0012】
本考案の健康器具にあっては、基台上に2本の棒状の脚部が距離を隔てて互いに平行に立設してあり、両脚部にはそれぞれ使用者の両肘部を受ける2つの肘受け部が、両脚部の長手方向へ移動可能に設けられている。そして、両脚部間であって、両脚部の両肘受け部より高い位置には使用者の背部を支持する支持部材が、脚部の長手方向へ移動可能に架設してある。
【0013】
このような健康器具では、使用者は予め、両肘受け部の高さ位置を自身の両肘の高さ位置になるように、また、支持部材の高さ位置を自身の背部の高さ位置になるように調整しておく。
【0014】
そして、使用者は、自身の両肘及び前腕を含む両肘部を対応する各肘受け部にそれぞれ嵌入させ、自身の背部を支持部材に当接支持させる。使用者は嵌入させた前腕によって自重を支持した状態で、自身の両脚をぶら下げ、そのままの状態で適宜時間ぶら下がり、又は、ぶら下がった状態で両脚を前後左右に屈伸させ、或は、ぶら下がった状態で腰を正方向若しくは逆方向へ回動させる、等々の種々のぶら下がり運動動作を行う。
【0015】
このとき、これらぶら下がり運動動作の主たる起点はいずれも、支持部材に当接支持させた使用者の背部であり、支持部材は両脚部に固定されている。そのため、ぶら下がり運動動作の起点にずれ等が発生せず、初心者であっても種々の運動動作を容易に実施することができる。一方、支持部材及び両肘受け部の高さ位置は、容易に調整することができる。
【0016】
(2)本考案に係る健康器具は、前記支持部材には、使用者の胸部を当該支持部材に固定するためのバンドを掛け回す掛け回し部が設けてあることを特徴とする。
【0017】
本考案の健康器具にあっては、前述した支持部材には、使用者の胸部を当該支持部材に固定するためのバンドを掛け回す掛け回し部が設けてある。使用者は、前述したように自身の背部を支持部材に当接支持させた状態で、胸部及び掛け回し部にバンドを掛け回して、胸部を支持部材に固定させる。このとき、バンドは面ファスナで構成すると、バンドの両端を当該バンドに容易に固着させることができるため好適である。
【0018】
そして、使用者は前述した如き種々の運動動作を実施する。このとき、使用者の胸部は2支持部材に固く固定されているため、ぶら下がり運動動作の起点のずれ等が更に防止され、初心者であっても種々の運動動作を容易確実に実施することができる。
【0019】
(3)本考案に係る健康器具は、前記支持部材に4つの掛け回し部がそれぞれ、長方形の各頂点の位置になるように配設してあることを特徴とする。
【0020】
本考案の健康器具にあっては、前述した支持部材に4つの掛け回し部がそれぞれ、長方形の各頂点の位置になるように配設してあり、これによって前記バンドを自身の両肩及び胸部並びに各掛け回し部に、たすき掛けとなるように掛け回すことができる。従って、自身の胸部を支持部材により強固に固定することができ、前述した運動動作中に、自身の胸部と支持部材との間にずれが発生することが防止され、運動動作を円滑に実施することができる。
【0021】
(4)本考案に係る健康器具は、前記掛け回し部は倒立L字状に成形してなることを特徴とする。
【0022】
本考案の健康器具にあっては、掛け回し部は倒立L字状に成形してなるため、前述した掛け回し作業が容易であり、当人だけでも実施することができる。
【0023】
(5)本考案に係る健康器具は、前記肘受け部は半円筒状の部材を横転L字状に形成してなることを特徴とする。
【0024】
本考案の健康器具にあっては、前記肘受け部は半円筒状の部材を横転L字状に形成してなり、これによって使用者の肘及び前腕に加え使用者の上腕も半円筒状の肘受け部に嵌入拘束される。このように、肘受け部に嵌入された使用者の前腕及び上腕が、ぶら下がり運動動作の従たる起点となるため、初心者であっても種々の運動動作を更に容易に実施することができる。
【0025】
(6)本考案に係る健康器具は、前記肘受け部の屈曲部には使用者の肘を嵌入させる凹部が設けてあることを特徴とする。
【0026】
本考案の健康器具にあっては、横転L字状の肘受け部の屈曲部には、使用者の肘を嵌入させる凹部が設けてあるため、使用者の肘が肘受け部に圧接することが防止され、使用者の肘に損傷が発生することが回避される。
【0027】
(7)本考案に係る健康器具は、前記肘受け部は両脚部の長手方向と直交する方向へ移動可能に構成してあることを特徴とする。
【0028】
本考案の健康器具にあっては、前記肘受け部は両脚部の長手方向と直交する方向へ移動可能に構成してあるため、両肘受け部間の寸法を、使用者の体型及びサイズに応じた値に調整することができる。これによって、種々の体型及びサイズの使用者であっても使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本考案に係る健康器具を示す斜視図である。
【図2】図1に示した健康器具の正面図である。
【図3】図1に示した健康器具の側面図である。
【図4】図2及び図3に示した健康器具の使用態様を説明する説明図である。
【図5】図2及び図3に示した健康器具の使用態様を説明する説明図である。
【図6】従来の健康器具の使用態様を説明する説明図である。
【考案を実施するための形態】
【0030】
本考案に係る健康器具を図面に基づいて詳述する。
なお、本実施の形態で説明する健康器具は、本考案の趣旨を説明する一例であり、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲での変形や改造を含むことはいうまでもない。
【0031】
図1は本考案に係る健康器具を示す斜視図であり、図中、2は当該健康器具を設置する設置面上に載置する平板状の基台である。また、図2及び図3は図1に示した健康器具の正面図及び側面図である。
【0032】
図1から図3に示したように、基台2の一縁近傍には、倒立U字状の基体フレーム部材1の両端部を嵌入させる短寸筒状の2本の嵌合部3,3が、互いに適宜の距離を隔てて立設してある。
【0033】
嵌合部3,3の両上端近傍の位置にはそれぞれ、使用者の足を担持すべく平面視が短冊状になした担持部5,5の一端部が固定してあり、両担持部5,5は、基台2及び嵌合部3,3から延設した頬杖部材5a,5aにて、担持部5,5が基台2と平行な姿勢になるように支持されている。
【0034】
なお、本形態では担持部5,5を固定した場合について示したが、本考案はこれに限らず、担持部5,5を揺動可能に取り付け、また頬杖部材5a,5aによる支持を着脱可能に構成することによって、担持部5,5を水平姿勢及び鉛直方向へ垂下した姿勢に変更可能になしてもよい。
【0035】
図1から図3に示したように、嵌合部3,3には基体フレーム部材1を構成する両脚部11,11の端部がそれぞれ嵌入してあり、これによって基体フレーム部材1が基台2上に立設されている。両脚部11,11の長手方向の中途位置には、使用者の腕の肘部を含みその近傍部分を支持するための肘受け部6,6が配設してあり、肘受け部6,6は両脚部11,11間に昇降可能に架設した帯板状の第1支持部材21によって互いに離隔接近可能に支持されている。すなわち、肘受け部6,6は、第1支持部材21に前述した基台2と平行な姿勢で固定された支持アーム23,23に、当該支持アーム23,23の長手方向へ摺動自在に取り付けられた基部22(22)にそれぞれ固定してあり、両基部22(22)にそれぞれ設けられた螺子部24,24によって、各基部22(22)は支持アーム23,23の長手方向の任意の位置で各別に固定し得るようになっている。
【0036】
また、前述した第1支持部材21にも螺子部25,25が両脚部11,11に対応してそれぞれ設けてあり、両螺子部25,25を操作することによって、第1支持部材21を脚部11,11の任意の高さ位置で固定し得るようになしてある。
【0037】
なお、本形態では、嵌合部3,3に、基体フレーム部材1を構成する両脚部11,11の端部を嵌入させて両脚部11,11を基台2上に立設した場合について示したが、本考案はこれに限らず、基台2上に両脚部11,11を直接立設するように構成してもよい。この場合、両脚部11,11の下端近傍に、前述した担持部5,5及び頬杖部材5a,5aを取り付ける。
【0038】
ところで、肘受け部6は、半円筒状の部材を側面視が横転L字状に成形したカバー部61を具備しており、該カバー部61の屈曲部には使用者の肘部を嵌入させるための凹部62が設けてある。また、カバー部61の内面には、例えばシリコン製ゴムスポンジといったクッション材が貼着してあり、使用者の腕を保護するようになっている。
【0039】
一方、両脚部11,11の前記第1支持部材21より天井部12側の位置には、帯状の第2支持部材32が両脚部11,11間に昇降可能に架設してある。第2支持部材32の裏面側には対応する脚部11,11を挿通させる挿通部33(33)が突設してあり、各挿通部33(33)にそれぞれ設けた螺子部34(34)によって第2支持部材32を両脚部11,11の任意の高さ位置に固定し得るようになっている。
【0040】
第2支持部材32の正面には、短寸の帯板材を倒立L字状に成形してなる掛け回し部7,7,7,7が、横長長方形の各頂点の位置になるように固定してある。後述するように、使用者は第2支持部材32の高さ位置を、前記担持部5,5に上がった状態で第2支持部材32が自身の胸部の位置になるように調整しておき、両担持部5,5に上がった使用者は図示しないバンドを自身の両肩及び胸部並びに掛け回し部7,7,7,7に、たすき掛けとなるように掛け回すようになっている。
【0041】
次に本考案に係る健康器具の使用方法について説明する。
【0042】
図4及び図5は、図2及び図3に示した健康器具の使用態様を説明する説明図である。なお、両図中、図2及び図3に示した部分に対応する部分には同じ番号が付してある。
【0043】
使用者Mは予め、第1支持部材21の高さ位置、第1支持部材21に支持された肘受け部6,6間の幅寸法を、前記担持部5,5に上がった状態で肘受け部6,6が自身の両肘の位置になるように調整しておく。同様に、使用者Mは第2支持部材32の高さ位置を、前記担持部5,5に上がった状態で第2支持部材32が自身の胸部及び背部の位置になるように調整しておく。
【0044】
次に、図4及び図5に示したように、使用者Mは担持部5,5に上がり、細帯状のバンドBを自身の両肩及び胸部並びに掛け回し部7,7,7,7に、たすき掛けとなるように掛け回し、バンドBの両端を当該バンドBに固着させる。このとき、バンドBは面ファスナで構成すると、バンドBの両端を当該バンドBに容易に固着させることができるため好適である。
【0045】
そして、使用者Mは、両肘受け部6,6に自身の両肘部を嵌入させ、担持部5,5から両足を離脱させた後、そのままの状態で適宜時間ぶら下がり、又は、ぶら下がった状態で両脚を前後左右に屈伸させ、或は、ぶら下がった状態で腰を正方向若しくは逆方向へ回動させる、等々の種々のぶら下がり運動動作を行う。
【0046】
このとき、これらぶら下がり運動動作の主たる起点はいずれも、第2支持部材32又は掛け回し部7,7,7,7に当接した使用者Mの背部であり、使用者Mの胸部及び両肩は前述した如くバンドBのたすき掛けによって第2支持部材32に固く固定されている。そのため、ぶら下がり運動動作の起点にずれ等が発生せず、初心者であっても種々の運動動作を容易に実施することができる。
【0047】
また、使用者Mの肘受け部6,6に嵌入された前腕及び上腕が、ぶら下がり運動動作の従たる起点となるため、初心者であっても種々の運動動作を更に容易に実施することができる。
【0048】
一方、第2支持部材32及び第1支持部材21の高さ位置、並びに、第1支持部材21に支持された肘受け部6,6間の幅寸法は、前述した如く容易に調整することができる。なお、前述した両脚部11,11、及び両支持アーム23,23に目盛りを設けた場合、第2支持部材32及び第1支持部材21の高さ位置、並びに、第1支持部材21に支持された肘受け部6,6間の幅寸法をより正確に調整することができるため好適である。
【0049】
一方、使用者Mの自重は両肘受け部6,6に嵌入させた前腕にて受けるため、使用者Mへの負担を可及的に軽減させることができる。一方、肘受け部6,6の屈曲部には前述した凹部62,62がそれぞれ設けてあるため、使用者Mの肘が肘受け部6,6に圧接することが防止され、使用者Mの肘に損傷が発生することが回避される。また、肘受け部6,6の内面にクッション材が設けてあるため、使用者Mの肘受け部6,6に嵌入させた腕に痛み又は損傷が発生することを防止することができる。
【0050】
なお、本形態では、掛け回し部7,7,7,7が使用者の背部に当接するようになしてあるが、本考案はこれに限らず、脚部11,11及び第2支持部材32の幅寸法を相対的に大きくなして、両側に位置する掛け回し部7,7と掛け回し部7,7との間に使用者Mの背部が嵌入するようになしてもよい。この場合、使用者Mの背部全体が第2支持部材32に当接するため好適である。
【符号の説明】
【0051】
1 基体フレーム部材
2 基台
3 嵌合部
5 担持部
5a 頬杖部材
6 肘受け部
7 掛け回し部
11 脚部
21 第1支持部材
32 第2支持部材
B バンド
M 使用者
【図1】
図1
【図2】
図2
【図3】
図3
【図4】
図4
【図5】
図5 
【図6】
図6 
発明者からのメッセージ

腰痛の大半は腰椎と背骨の歪みによるもので、これを伸せば解消できる。
その為、家族で出来る様に考慮した物です。
この機器は、両肘で体を支えるのは、腕の骨で支えるので筋力はいらず姿勢を
保てるのです。
腕の骨で支えるので筋力はいらず姿勢を保てる。
このアイデアを一時金300万
パテント料500円程度で権利を譲ります。
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