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健康・医療
 
【考案の名称】就寝時にも使える後頭部及び人体頸側部と胸部筋肉の凝りを解すマッサージ器具
【国際特許分類】
A61H 39/04 (2006.01)
【FI】
A61H 39/04    H    
【実用新案権者】
【識別番号】724004993
【氏名又は名称】寶樂 勉
【住所又は居所】宮崎県都城市吉尾町6094番地 岸良コーポ202号
【考案者】
【氏名】寶樂 勉
【住所又は居所】宮崎県都城市吉尾町6094番地 岸良コーポ202号
【要約】 (修正有)
【課題】就寝時に「亜門(盆の窪)」への接圧効果を有するマッサージ器具を提供する。
【解決手段】マッサージ器具は、樹脂製U字型主軸体1の最頂部に弾力性の有る球状突起2を有し、樹脂製U字型主軸体1の内側に頸側部接圧用樹脂製突起部3、4を有し、樹脂製U字型主軸体1の解放把手部分に下向きに胸部接圧用樹脂製突起部5を有する。
【選択図】
選択図
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
樹脂製U字型主軸体の最頂部に、上向きに突起させる弾力性の有る素材による球状突起を有し、就寝時も人体後頭部の「亜門(盆の窪)」への接圧効果を有するマッサージ器具。
【請求項2】
樹脂製U字型主軸体の湾曲部の内側に設ける、主軸から若干離れた頸側部接圧用樹脂製突起部を有するマッサージ器具。
【請求項3】
樹脂製U字型主軸体の湾曲部の内側に設ける、主軸から直接出た頸側部接圧用樹脂製突起部を有するマッサージ器具。
【請求項4】
樹脂製U字型主軸の解放把手部分に、下向きに設ける胸部接圧用樹脂製突起部を有するマッサージ器具。
【請求項5】
樹脂製U字型主軸の解放把手部分の手前に頸側部への接圧状態を保つと同時に、幅を調整することで自らが適度な接圧強度を調整可能にする伸縮脱着バンドを有するマッサージ器具。
【請求項6】
樹脂製U字型主軸の上面の左右の中央部付近に、内側へ若干の傾斜角を有し、この斜角突起部によって、鎖骨内側と頸部の付け根部分を斜め下半身方向へ接圧する樹脂製球状突起部を有するマッサージ器具。
【考案の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は、就寝時でも自分の頭部の自重を利用して、人体の後頭部(通称「盆の窪」と云われる部位)と頸部左右側面及び胸部の乳首上部の筋肉の凝りを和らげ、血行促進や自律神経の健全化並びにリンパ系の神経の活動活性化を促すことを目的として考案するマッサージ器である。
【背景技術】
【0002】
アルファベットの「U字型」の主軸を樹脂素材で一体成型し、この主軸の最頂部に上向きに弾力性の有る素材での球状突起物を設け、これを後頭部に接圧させて用いると同時に、主軸の「U字型」の湾曲部左右に2個ずつの樹脂製球状突起物を成形させ、これを人体頸部の両側面に接圧を加えることで、頸部の筋肉や筋の凝りを和らげる効果を得られる仕組みとしている。
また、主軸「U字型」の入り口部分からやや内側に入った部分の下向きに、頸部と同じ球状突起を左右1個ずつ設け、これを接圧させることで、胸部筋肉の凝りを和らげることも可能とし、主軸入り口部分に、頸部接圧の幅と強度を調整可能なように、伸縮性の有る帯状バンドを設けるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】この考案に関わる特許文献等は、確認出来なかった。
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】この考案に関わる非特許文献も、確認出来なかった。
【考案の概要】
【考案が解決しようとする課題】
【0005】
現代社会は、IT化が急速に進に、社会活動の中でのパソコン操作等で長時間座ったままの作業や眼を酷使する作業が増え、上半身の中でも、胸部筋肉や頸部への負担が急激に高まって居り、その影響として眼精疲労や頸部の凝りから来る自立神経の不健全性が謳われて居るが、本考案は、頸部の筋肉の中でも、特に「盆の窪」と云われる神経が集中して居る部位を、考案器具の上向きに突起させた弾力性の有る弾力性の有る素材を、就寝時に遣う枕や、自動車及び事務用椅子に設けられて居る「頭部受け部分(ヘッドレスト)」との間に挟んで、自分の頭部の自重や頸部での加圧等によって和らげることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
長時間の座位作業やパソコン入力作業等によって生じた胸部筋肉や頸部の筋肉の凝りを解し、頸周りに爽快感を呼び醒ますと同時に、眼精疲労の改善や就寝時の長時間使用により、睡眠効果を高め、翌朝の頭部神経の軽快感を高めることができた。
【考案の効果】
【0007】
こうした手動式のマッサージ器具は多く市販され普及して居るが、いずれも、覚醒時に自分の意思で手動させる形式で有り、就寝時にも、無動作で効果を得られることを目的とした考案は為されて居なかったが、本考案は、人間誰もが必要とする「就寝時」と云う無意識の時間を有効に利用することで、自分の頭部の自重を作用点とした「梃子の原理」を利用し、頸部で一番神経が多く集まって居る「盆の窪」と云う部分に適度な刺激を加えることで、これまで指圧マッサージが難しかった部分への凝りの緩和が可能になる。
また、主軸部内側の4つの突起部も、就寝中にも、幅の調整による「強弱調整ベルト」を利用することで、自在にその効果を得ることが可能となり、頸周りの凝りを次第に和らげることを可能にする効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本考案の全景を上部側から映した画像である。
【図2】本考案の全景の裏側から見た画像で有る。
【図3】「U字型主軸」の最頂部に上向きに突起させた後頭部接圧用の、弾力性を持つ球状突起物と、主軸内側に成型する「頸側部接圧球状突起」である。
【考案を実施するための形態】
【0009】
今考案で作成するマッサージ器具は、アクリル系またはプラスチック系の樹脂を用いた一体成型技術によって制作し、この最頂部に上向きに、直径9mmで長さ20mmほどの棒状突起を成形し、此処に弾力性の有るゴム系の球状部材を挿入し、U字体の入り口部分の把手内側に設ける「幅及び強度調整用ベルト」は、伸縮性を持つ帯状で、片側を固定し、反対側を脱着可能な方法で調整出来るようにする。
【実施例】
【0010】
U字型主軸の最頂部に上向きに突起させた弾力性の有る球状突起部を、自分が就寝する時、使用する枕と後頭部の「盆の窪」の部分の間に挟んで仰臥することで、自分の頭部の重さで自然な加圧状態が生れ、これが、マッサージの「指圧施術」と同じような状態を長時間保てる。
【産業上の利用可能性】
【0011】
本考案は、現在市中で販売されて居る手動式マッサージ器類とはまったく違った「盆の窪」の接圧状態を可能とする考案で有り、更には、就寝時でも利用可能なことも特徴であり、頸凝りや自律神経の不調を抱えたり、眼精疲労に悩む多くの方の状態緩和に大きく貢献出来る考案であり、商品化すれば、利用に興味を持つ人は非常に多いと予想される。
【符号の説明】
【0012】
1 マッサージ器の樹脂製一体成型主軸
2 主軸頭部上面の人体後頭部の経絡のツボ(亜門=盆の窪)接圧用弾力性球状突起部
3 主軸内側の頸部側面接圧用樹脂製球状突起部(A)
4 主軸内側の頸部側面接圧用樹脂製球状突起部(B)
5 主軸下面の樹脂製球状胸部接圧用球状突起部
6 就寝時接圧強度調整用伸縮式帯状バンド本体
7 就寝時接圧強度調整用伸縮式帯状バンド受け止め部
8 本人使用枕(私物)
9 主軸下面の中央部付近に設ける、肩と頸の付け根を接圧する為の内側への傾斜角を持った樹脂製球状突起部図面
【図1】
図1
【図2】
図2
【図3】
図3
【図4】
図4
【図5】
図5 
メッセージ

 この考案の一番の特徴は、人間の生活の中で絶対に欠かせない『就寝』という行為時間を有効に使って、『自分の頭の重さ』だけを使って、謂わば『無意識』の中で、人体の最重要部である
『頸部全体の筋肉の凝りをほぐす』
と云う『非常識な発想』から生まれた考案であることである。
 元来、人間の頸部には、人体の全神経を司る『脳』と頭部以下の神経をつなぐ神経が集中して通る『盆の窪(亜門)』と云う枢要なツボが有るが、このマッサージ器具は、この『盆の窪』を弾力性の有る球状の突起部で、就寝中の長時間接圧することを主目的に考案されているので、この接圧効果で、不眠に悩む人の誘眠効果を高め熟睡感を得られるようになると共に、覚醒時の脳の爽快感も格段に高まる他、覚醒(起床)中の日常生活の中でも、現代人には最早必須となったPC操作等で起きる『眼精疲労』の軽減等に役立つ他、現代人の生活の中で特に悩みが多い『自律神経の乱れ』を調える効果も、大いに発揮する。
 また、近年、プロスポーツ選手等の多くが懸けている『磁気ネックレス』と同じ以上の効果を、実感として、且つ速効的に感じられるマッサージ器具だと言えば、より解り易いだろう。
試作品図1 
試作品図2 
試作品図3
試作品図4 
パンフレット1 
パンフレット2 
パンフレット3 
パンフレット4 
 
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