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【考案の名称】消火装置 【国際特許分類】 A62C 17/00 (2006.01) A62C 25/00 (2006.01) 【FI】 A62C 17/00 A62C 25/00 【実用新案権者】 【識別番号】525213822 【氏名又は名称】東田 嘉之 【住所又は居所】千葉県市原市田淵旧日竹374番地 【代理人】 【識別番号】100129001 【弁理士】 【氏名又は名称】林 崇朗 【考案者】 【氏名】東田 嘉之 【住所又は居所】千葉県市原市田淵旧日竹374番地 【要約】 【課題】動力車の内燃機械および消防水利を必要とせずに手軽に消火活動を実施できる消火装置を提供する。 【解決手段】消火装置は、家庭用水道と接続可能な給水コネクタと、商用電源または内蔵バッテリからの電力に基づいて、給水コネクタを通じて供給される水道水を加圧して高圧水を送出する電動ポンプと、電動ポンプから送出される高圧水を通す高圧配管と、高圧配管に接続され、操作者によるトリガの操作に応じて高圧水を放出する放水ノズルと、高圧配管における前記高圧水の圧力が設定値以下の場合に電動ポンプに給電し、高圧配管における高圧水の圧力が設定値を超える場合に電動ポンプへの給電を阻止する圧力スイッチとを備える。 【選択図】図1 ![]() ![]() 本、実用新案登録に出願のきっかけにつきましては、元消防士でありました小職が今般農業作業にデビューいたしまして、水田を耕し、作業の終わったトラクターを洗浄しようと思い市販の高圧洗浄機を使用したところ、水道ホースと高圧洗浄機の止め金具が無いことから水道ホース離脱防止のため水道からたらたらの少量放水量で作業を実施いたしましたが洗浄効果が抜群で泥で汚れたトラクターがあっというまにきれいになりました。この時、この高圧洗浄機の放水形態は消火活動にも大いに活用でき、特に消火活動のリスクでも有る建物火災のボヤ火災時や残火処理活動に於ける水損防止には多大なる効果を発揮すると直感いたしました。また、噴霧放水での油火災にも適用可能です。これを消火装置を製造販売等している事業者様に消火装置として認定される様に改造して頂き、消防車両に搭載して消防隊に活用して頂きたいと思いました。 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 消火装置であって、 家庭用水道と接続可能な給水コネクタと、 商用電源または内蔵バッテリからの電力に基づいて、前記給水コネクタを通じて供給される水道水を加圧して高圧水を送出する電動ポンプと、 前記電動ポンプから送出される前記高圧水を通す高圧配管と、 前記高圧配管に接続され、操作者によるトリガの操作に応じて前記高圧水を放出する放水ノズルと、 前記高圧配管における前記高圧水の圧力が設定値以下の場合に前記電動ポンプへの給電を許容し、前記高圧配管における前記高圧水の圧力が前記設定値を超える場合に電動ポンプへの給電を阻止する圧力スイッチと を備える消火装置。 【考案の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 本明細書は、消火装置に関する技術を開示する。 【背景技術】 【0002】 消火装置としては、動力車の内燃機関でポンプを駆動することによって、消防水利から供給される消防水を加圧してノズルから噴射する消火装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0003】 【特許文献1】 特開2001−218862号公報 【考案の概要】 【考案が解決しようとする課題】 【0004】 動力車の内燃機械および消防水利を必要とせずに手軽に消火活動を実施可能な消火装置が求められていた。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本明細書に開示する一形態の消火装置は、家庭用水道と接続可能な給水コネクタと、商用電源または内蔵バッテリからの電力に基づいて、前記給水コネクタを通じて供給される水道水を加圧して高圧水を送出する電動ポンプと、前記電動ポンプから送出される前記高圧水を通す高圧配管と、前記高圧配管に接続され、操作者によるトリガの操作に応じて前記高圧水を放出する放水ノズルと、前記高圧配管における前記高圧水の圧力が設定値以下の場合に前記電動ポンプに給電し、前記高圧配管における前記高圧水の圧力が前記設定値を超える場合に電動ポンプへの給電を阻止する圧力スイッチとを備える。この形態の消火装置によれば、水道水から高圧水を安定的に生成して消火に用いることができる。 【図面の簡単な説明】 【0006】 【図1】第1実施形態の消火装置を示す説明図である。 【図2】第2実施形態の消火装置を示す説明図である。 【考案を実施するための形態】 【0007】 図1は、第1実施形態の消火装置100を示す説明図である。消火装置100は、火災時に水を使って消火するために使用される器具である。消火装置100は、片手で持ち運び可能な重量および大きさである。消火装置100は、水道水および商用電源を用いて消火活動を実施可能である。そのため、消火装置100は、動力車の内燃機械および消防水利を必要とせずに手軽に消火活動を実施可能である。 【0008】 消火装置100は、筐体105と、給水コネクタ110と、給電コネクタ120と、電動ポンプ130と、高圧配管142と、高圧水コネクタ144と、高圧ホース146と、放水ノズル150と、圧力スイッチ160とを備える。 【0009】 消火装置100の筐体105は、消火装置100の各部を収容する外殻である。筐体105は、操作者が片手で持ち運び可能に構成されている。筐体105は、操作者が背中に背負えるように構成されていてもよい。 【0010】 消火装置100の給水コネクタ110は、家庭用水道CWと接続可能に構成されている。給水コネクタ110は、給水ホース112を介して家庭用水道CWと接続可能である。給水コネクタ110は、家庭用水道CWから水道水の供給を受け付ける。 【0011】 消火装置100の給電コネクタ120は、商用電源CEと接続可能に構成されている。給電コネクタ120は、電源コード122を介して商用電源CEと接続可能である。給電コネクタ120は、商用電源CEから電力の供給を受け付ける。 【0012】 消火装置100の電動ポンプ130は、給水コネクタを通じて供給される水道水を加圧して高圧水を送出する。電動ポンプ130は、商用電源CEからの電力に基づいて稼働する。電動ポンプ130は、電動のピストンポンプである。 【0013】 消火装置100の高圧配管142は、電動ポンプ130から送出される高圧水を通す配管である。消火装置100の高圧水コネクタ144は、高圧配管142と高圧ホース146とを接続する継手である。消火装置100の高圧ホース146は、高圧水コネクタ144と放水ノズル150との間を接続する配管である。高圧ホース146は、フレキシブルホースである。 【0014】 消火装置100の放水ノズル150は、操作者によるトリガ152の操作に応じて高圧水を放出する器具である。操作者がトリガ152を握った場合、放水ノズル150の先端から高圧水が放出される。操作者がトリガ152を離した場合、放水ノズル150からの高圧水の放出が停止する。 【0015】 消火装置100の圧力スイッチ160は、高圧配管142に設けられている。圧力スイッチ160は、高圧配管142における高圧水の圧力を検知する。圧力スイッチ160は、高圧配管142における高圧水の圧力に応じて、給電コネクタ120から電動ポンプ130に対する給電を入り切りする。圧力スイッチ160は、機械式の圧力スイッチである。圧力スイッチ160は、電動式の圧力スイッチであってもよい。圧力スイッチ160は、高圧配管142における高圧水の圧力が設定値P以下の場合に電動ポンプ130への給電を許容する。圧力スイッチ160は、高圧配管142における高圧水の圧力が設定値Pを超える場合に電動ポンプ130への給電を阻止する。 【0016】 以上説明した消火装置100によれば、水道水から高圧水を安定的に生成して消火に用いることができる。その結果、この形態の消火装置100によれば、動力車の内燃機械および消防水利を必要とせずに手軽に消火活動を実施できる。 【0017】 図2は、第2実施形態の消火装置100Bを示す説明図である。消火装置100Bは、給電コネクタ120に代えて内蔵バッテリ120Bを備える点を除き、第1実施形態の消火装置100と同様である。内蔵バッテリ120Bは、商用電源CEからの電力で充電可能な二次電池である。内蔵バッテリ120Bは、充電する際に取り外し可能に構成されていてもよい。 【0018】 以上説明した消火装置100Bによれば、消火活動時において商用電源CEを必要とせずに、水道水から高圧水を安定的に生成して消火に用いることができる。その結果、この形態の消火装置100Bによれば、動力車の内燃機械および消防水利を必要とせずに手軽に消火活動を実施できる。 【0019】 本明細書に開示する技術は、上述した実施形態、実施例および変形例に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。例えば、上述した実施形態、実施例および変形例における技術的特徴のうち、考案の概要の欄に記載した各形態における技術的特徴に対応するものは、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えおよび組み合わせることができる。また、本明細書中に必須なものとして説明されていない技術的特徴については、適宜、削除できる。 【符号の説明】 【0020】 100…消火装置 100B…消火装置 105…筐体 110…給水コネクタ 112…給水ホース 120…給電コネクタ 120B…内蔵バッテリ 122…電源コード 130…電動ポンプ 142…高圧配管 144…高圧水コネクタ 146…高圧ホース 150…放水ノズル 152…トリガ 160…圧力スイッチ CE…商用電源 CW…家庭用水道 P…設定値 |
【図1】![]() |
【図2】![]() |
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