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農水産
 
【考案の名称】苗箱引揚げ機
【実用新案権者】
【識別番号】511152717
【氏名又は名称】奥田 忠和
【住所又は居所】滋賀県東近江市芝原町1191番地
【考案者】
【氏名】奥田 忠和
【住所又は居所】滋賀県東近江市芝原町1191番地
【要約】(修正有)
【課題】
田植前まで水田に浸けて置いた苗箱を、田植の直前に膝や腰を曲げることなく、手作業で畦や農道に揚げることを可とする苗箱引揚げ機を提供する。
【解決手段】
ハンドル4の先端につけた固定アーム2と途中にある挟み込むためのヒンジ支点3をもつ可動アーム1とによって構成され、前記アーム先端には爪5、6が設けられ前記爪の形状は、三日月(半円)形であり材質は、樹脂製とする。この構造により、固定アーム2と可動アーム1に依って、苗箱を挟み込み固定した状態で、従来の手作業のように膝や腰に負担をかけずに、引揚げることができる。さらに、可動アームを2本爪として引揚げ時に更なる安定感が得られるようにしても良い。
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】
苗箱引揚げ機において、柄の先端につけた固定アームと途中にある挟み込むためのヒンジ支点をもつ可動アームとによって構成され、前記アーム先端には爪が設けられ前記爪の形状は、三日月(半円)形であり材質は、樹脂製であることを特徴とする苗箱引揚げ機。
【請求項2】
前記の苗箱を挟み込む先端の角度のある固定アームには、2本の爪が付き、一方の可動アームには、1本の爪と2本の爪の何れかを装着できることを特徴とする請求項1記載の苗箱引揚げ機。
【考案の詳細な説明】
【技術分野】
この考案は、田植前まで水田に浸けて置く苗箱を引揚げる器械。
【背景技術】
従来、田植前まで水田に浸けて置く苗箱は、田植の直前に膝や腰を曲げて、手作業(専用器械がない為)で、畦や農道に揚げている。
【考案の概要】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、以上の技術によれば、手作業に依って持ち揚げていた苗箱だが、膝や腰への負担があり辛い作業である。そこで、この考案は、水田にも入ることなく、膝も曲げずに引揚げられる器械を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、第一考案は、ハンドル4先端に角度のある固定アーム2と、その途中にあるヒンジ支点3の可動アーム1とが、苗箱をしっかりと挟み込む方式で夫々のアーム先端には、三日月形の苗箱を破損し難い、形状と材質の爪を付けていることを特徴とする器械である。
また、第二考案は、苗箱を挟み込む先端の固定アームには、2本の爪(図2の2)また、可動アームには、1本の爪と2本の爪(図2の1と1−A)の何れかを装着できることを特徴とする器械である。
【考案の効果】
第一考案、又は、第二考案によれば、この器械に依って苗箱を挟み込み、固定し引揚げる。従来の手作業より遥かに身体の負担軽減となり、作業時間の短縮にもつながる。
【考案を実施するための形態】
この考案の一実施形態を、図1に示す。
引揚げ機の本体構造は、ハンドル4の先端に角度のある固定アーム2とその途中にヒンジ支点3を持つ可動アームから構成され、夫々のアームの先には三日月形の爪5、6が装着されている。
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、固定アーム2と可動アーム1に依って、苗箱を挟み込み固定した状態で、従来の手作業のように膝や腰に負担をかけずに、引揚げることができる。
「他の実施形態」
通常の実施形態では、図1のアーム形式(前後計3本)であるが、可動アームを図2の1−A(右上図の2本爪)に交換することに依り、引揚げ時に更なる安定感が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】アームの詳細図である。
【図3】爪先の詳細図である。
【符号の説明】
1 可動アーム(1本爪用) 1−A 可動アーム(2本爪用) 2 固定アーム 3 ヒンジ(蝶番) 4 ハンドル 5 1本爪 6 2本爪
【図1】
図1
【図2】
図2
【図3】
図3
試作写真1
試作写真2
試作写真3
試作写真4
試作写真5
試作写真6
試作写真7
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